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『みんなの物語』

7月28日土曜日、台風

12号が南から近づき、静岡をかすめて西に通り過ぎていきました。
昼下がりから夕方にかけて風と雨がそれなりに強かった。

* * *

そんな中、雨を物ともせず家族でポケモン映画『みんなの物語』、見てきました。

大雑把にいうと、女子高生、ホラ吹き男、ポケモン研究者、偏屈おばあちゃん、市長の娘、そしてサトシ(それから毎度の狂言まわし、ロケット団の面々)という大勢のキャラクターが、風の街フウラシティで出会い、いろいろあって最後に伝説のポケモン・ルギアを呼び出して雨降って地固まるというお話でした。

登場人物の数を欲張りすぎた感は拭えませんが、ネイティオ。出番は少ないのに強烈な印象を残していきました。画面に出てくるたび発作のようにこみ上げる笑いを抑えるのが大変。というか無理。一部、こらえきれずに吹き出してしまいました。あの絵面は卑怯だ。

いたるところツッコミどころだとも言えますが、そのツッコミできるところもあわせて楽しかったです。
終盤近く、火の演出回りで二箇所ほどキツいかもしれませんが(過去振り返りのお別れとデビルマン的ところ)、それでもお子様に見せて安心なものになっているとおもいます。

* * *

昼から3時間ちかく、ヴァイオリンで遊んでいた。ドラゴンクエストの序曲なんかを弾いたりして、なかなかイケるんじゃないかだとかいい気になっていましたが、いや、あかんかった。

まだ人にお聞かせできるレベルでは、なかった……! くっ殺せ!

妻に「誰もが知っているようなそういう曲を弾くの恥ずかしくない?」と言われたのは、そういうことだったのか……! くっ、殺せ!!

まあでもなんだ。
楽器を習って音が出せるようになったら、
ほら、
プログラミング言語の初学者が Hello, World! を出力するように、ドラクエ、弾くよね? 弾いてみるものだよね?! ねえ、弾くと言ってくれ!

* * *

ツイッターで「いいこと思いついた!」という絵を見かけて、不愉快なアレを茶化すようなのを描いた(右)。
でも描いている途中で、それを嫌って(左)のようなことを考えてしまったら、結局やっていることは同じだ、ともおもった。

人には人それぞれ異なる価値観があって、中には許しがたく感じるものも、ある。

それを嫌うのは仕方ない。
嫌だと言う/伝えるのも、まあ、仕方ないか。

ただ、同意しかねるからといって、その居場所や尊厳、命を奪うのは間違っている、気がする。

真正面から、落としどころを話し合える相手であればよいのだけれど、でもふりかえって自分が話の通じる人間でないかもしれない。
とすれば争ったりせずに済むよう、できることは、距離を置くことくらいなのかも、だ。

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