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「みんなと一緒に座っている」は、いいことなのか?008

こんにちは。「このはな療育室」の、さつきです。

先日は、「わかる」は「たのしい」ということについて
書きました。
お子さんのわかって活動している姿を保護者の方に
意図的にお見せすることで、
「わかる」は、お子さんの自律的な行動の基本であり、
二次障害を発生させないためにも、
お子さんの成長を育む大切な土台である、ということを
療育者と保護者が共有すること、が幼児期の療育の大切な
ねらいだからです。

小学校へ入学する際、
通常級か、特別支援学級か、と悩まれる保護者の方に対して
私たち療育者から、「これが正解です」と伝えることは
できません。
保護者の方のお考えを尊重しながら、
お子さんにとって、分かる場面が多い環境とはどういうものなのか
お子さんが分かって過ごすために必要な支援を
学校の先生が一緒に考えてくださるような関係づくりができるか、について
お話をさせていただいています。

教室の中で、おとなしく座っていられる、
大声をだしたり、突然走り回ったりしないおこさん、
いわゆるパッシブタイプ(受動的)のお子さんは、
1年生の教室の中で、みんなと一緒に座っていることは
できるかもしれません。
でも、「わかって」すわっているのでしょうか。

みんなと一緒に座っている、
みんなと一緒に過ごしている姿をみて、安心する
保護者の方のお気持ちはよくわかります。
今日は、すこし厳しいことを書いてしまったかもしれません…

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