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「一般級」が良い、と思っているのは誰なのか?016

こんにちは。「このはな療育室」のさつきです。


「なぜ、一般級が良い、と思うのか」

この「問い」に対して、保護者の方がご自分の言葉で
答えられるよう、私たちは、この時期、
丁寧に時間をかけて
面談や、電話相談をしています。

「このはな療育室」では、
お子さんの特性についての理解を深めていけるように、
保護者の方と一緒に療育を行っています。
療育を重ねると、
お子さんが「わかる」ためにはどのような配慮や援助が必要なのか、を
保護者の方も、考えられるようになってきます。
そして、
環境を整えることの重要性も理解していただけるようになります。

一方で、
就学を考え、決定しなければならないこの時期、
「一般級」と「支援級」どちらを選ぶかで、
最後まで、とてもとても悩まれる方がいらっしゃいます。
(お子さんの状態像によっては、たしかに、とてもとても
悩まれることがあり、悩むこと自体はとても当たり前のことです)

一般級に入れたい、と思っているのは、誰なのか?
なぜ、一般級が良い、と思うのか?
なぜ、支援級を選ぶことに二の足をふんでいるのか?
お子さんにとって、安心できる環境は何なのか?
お子さんの自己肯定感を育みつづける環境設定に必要なものは?
どのような小学校生活をおくってもらいたいのか?
どのような大人になってもらいたいのか?

こうした、「問い」を繰り返しながら、
保護者の方に、これから先も続く
お子さんにメリットがある選択をしていく、という力を
身に着けていただけたら、と願っています。

「一般級」を選択しても、
「支援級」を選択しても、
学校の先生と保護者は、
おこさんの育ちを見守り成長を育むための両輪
として、
連携し、お子さんの状態について共有しながら相談し合える
関係をつくることが欠かせません。

選択する力、
相談する力、
どちらも、保護者の方にとって、
これから先も続く育児を助けてくれるために必要な力です。

「このはな」療育室では、お子さんと保護者さんが
笑顔で来年の四月を迎えられるよう、
最後まで、サポートしていきます。

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