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盆踊りの音楽と夏祭りの思い出

盆踊りの音楽というのは日本のソウルミュージックですね。聞こえて来ると知らず知らず内にリズムを刻み始めて、いつまでも脳内に余韻が残ります。このnoteを書いている今、私の頭の中で炭坑節と東京音頭がリフレインされています。

盆踊りの練習

私の娘は、高齢者デイサービスでアルバイトをしています。そこで夏祭りの担当者になったといい、ここ最近は家でその企画を考えています。私も福祉関係で仕事をしています。福祉事業所の行事企画には自信があります。娘と、夏祭りの企画について会話が盛り上がっています。

その娘が盆踊りの練習を始めました。朝から、炭坑節と東京音頭が繰り返し繰り返し流れています。娘は、今までも町内会の盆踊りに参加して炭坑節も東京音頭も踊ってきました。しかし、そのときは雰囲気です。見よう見まねでなんとかなってきました。しかし、今回は、ごまかしがききません。真剣です。

夏祭りを楽しみにする利用者たち

私は、障がいのある人が利用する社会福祉法人を経営しています。日中活動の事業所やグループホームがあります。利用者の皆さんは地域の夏祭りへの参加を楽しみにしています。また、地域の夏祭りは、住民の皆さんとコミュニケーションがとれるタイミングでもあります。法人としてもだいじにしています。

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日中活動は、事業所のイベントして夏祭りに参加します。しかし、グループホームは、利用者のペースで自由に参加します。グループホームの近所のお寺で盆踊りがあると午後から盆踊りに行き、グループホームで夕ご飯を食べて、また盆踊りに行く人がいます。

祭囃子に誘われて

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お囃子の音が聞こえて来るとじっとしていられない人がいます。「髙橋くん、ちょっと行ってくるから」と、動き出す人がいます。夕暮れが待てません。気がつくと一人で先に行っていることがありました。

地域の人たちとのつながり

盆踊り会場では、地域の人がたくさん声をかけてくれます。また、グループホームの大家さんがかき氷や焼きそばをご馳走してくれたりします。

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私がグループホームに泊っていたときのことです。利用者によっては、大きな音が苦手な人がいます。ちょっとだけ顔を出してすぐに帰りたい人がいます。反対に最後の最後まで踊っていたい人がいます。帰る帰らないというやり取りをしていたら、地域の人が「あとで送って行ってあげるわよ」と声をかけてくれました。そういう支えで成り立っています。

しかし、今年も夏祭りは中止です。残念です。

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今日は、一日、家で炭坑節と東京音頭を聞かされていました。盆踊りのリズムというのは日本人のDNAに埋め込まれたリズムのようです。娘が音楽を止めたあとも私の中で、炭坑節と東京音頭が鳴り響いています。

連続投稿1000日まで、あと49日

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