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【読まない読書会】10年後君に仕事はあるのか

読まない読書会に参加してきました(2回目)

読まない読書会とは「ちょっと難しい本を、自分の担当章だけ読んで、みんなで発表して1冊読んだことにしちゃおう」的な読書会。

前回は完全にお客様で、グラレコだけ書いてニコニコしてたんですが、今回は章担当まで授かりました。
「りょーこさんにぜひ」っていうご指名性のお願いって、破壊力すごいよね。
人の期待に応えたいタイプの人間は、この一言で動いちゃう。
なんだろうねーちょろいんですよね、多分。

というわけで今回は「10年後君に仕事はあるのか」です。

10年後、私に仕事があるか。多分、あるだろう。
それは国家資格があるからとかじゃないんだよね。
自分ができること(技術や能力)に加えて、一緒に働きたいと言われる関係を色んなところで作ってきたから、多分今の仕事がなくなったとしても、どこかで働くことはできる。

でも、それは20年やってきた結果であって、自分の息子たちなんかはどうなんだろう?って思ったので、自分ごとというよりは息子ごととして読んだ本でした。

私の担当は第3章『遊びと戦略性が情報編集力』の鍵となる、という部分でした。
みなさんはスライドにまとめてましたが、私はグラレコで。

  • 今までの仕事は早く正確に答えを出すゲーム、これからは軌道修正しながら答えを探すゲームになってきているよ。

  • 答えを探すには情報編集力が必要だよ。

  • 情報編集力は想像力が鍵になる。想像力は遊びが育ててくれる。

ということだったかな。

仕事の成功に対する価値が変わってきた中で、単純な答えを出すことはAIができる。
でも、正解のないことを考えたり、チームで成果を上げるための行動ができるというのはAIには代わることができなわけで。

表層のうっすいところをすくあげるような解答とか、セオリーに任せたことをいうことはAIだってできる。
けれど、いろんな考えや価値感の人たちの中でうまいことやるっていうのは、人間ならではの力なんだよね。
それは頭がいいからできることじゃない。
人としての魅力がなせる技なんだ。

そして、問おう。
君に人間としての魅力はあるのか?

っていう本だった気がします。

いやーー、仕事の話から人間の魅力の話になってったよ。
なんだよ、結局は人間力かよとか思うじゃん?
でもさ、自分が何か仕事を依頼するとき、できる奴に頼むか、一緒に働きたい奴に頼むかっていったら、もうわかりきってるわけよ。

評価経済社会(人への信頼が貨幣以上の価値をもつ社会)と言われる今にはぴったりな本でした。

成果を上げる人間の価値が低くなったわけではないと思う。
でも、世は寅さん時代にちょっと戻ってきているような気がするのです。

寅さんは賢いことは言えないけれど、体と心を動かして動いているうちに、いろんな人から信頼されたり好意が寄せられて、なんとかどっこい生きていくプー太郎。

だから、母は君に言おう。
愛嬌のある人になりなさい。
「君がいうならやってみよう」と言われる人になりなさい。
まずはやってみるというハードルを越えられる人になりなさい。

どれも私ができているかと言われれば、いやぁ、ちょっと…と言わざるを得ないけれどな!

私もそういうことができる人間になろうと思います。頑張ります。

本日の全体まとめ






発表を聞いていてキャッチしたことは

  • 問題(イシュー)を見極めろ。取り組まなくていい課題に時間を使うな。

  • 分析はやれ。分析なしに解決すると思うな。

  • 質を求めるな。まずはやれ、終わらせよ。話はそれからだ。

  • 伝わらない原因?余計なことを言うプレゼンだからだよ

ということでした。

つまり、私たちはいろんなやらなきゃいけない事に囲まれていて、本当にそれはやるべきことなのかを考えずにたくさん手を出している。そうじゃなくて、本当にやるべきことを選ぼうよ。そしてせっかく選んだなら、良い結果をもたらす方法で取り組もう。その方法を教えるよ。って本ですね。

うむ。
1Pも読んでないけど、読めた気がします。
すごいね、みんなで読み解き読書会。
難しい本も、他の人と一緒なら頑張れるってのはあるし、発表することで深まる理解もあるからとても良い方法だと思います。
また次回参加しまーす。

で、最後に。

右下に書いてるんですが。
この本の最大の本質は序章にありますw
普段エッセイなんだか自己啓発なんだか曖昧な本を読んでる私には序章で十分。
序章だけでは足りない!もっと深く知りたい!!って人が本章に進むのに良いと思います。



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