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でなきゃとっくに死んでる

もうわざわざ言いたくないんだけど、私はたぶん自己肯定感が低い。
なんでわざわざ言いたくないかと言うと「認めてほしい」だとか「褒めてほしい」と大声で叫んでいるような気がしてなんだかイヤ。
まあ、褒められはしたいのは事実だけれど。いつだって褒められたいでしょうが、そんなん。

私個人としては「全く力が足りていない」「全然ダメだ」って冷静に判断しているつもりなんだけど、たぶんそういうところが自己肯定感が低いと言うらしい。
いやでも「自分イケてる!」「天才!」なんて思ったら最後、何も頑張れない気がして。だからまあ、私はこれはこれでいいのかな、と思う。

で、そんなふうに自分はダメだと自覚しているわりに、私は私のことが嫌いじゃない。
子どものころから親にブサイクだの頭が悪いだの無神経だの散々言われてきたから、自分のことを嫌いになってもおかしくなかったと思う。
でも、私が私のことを嫌いになったら生きていられない。

ワガママな私は嫌いな人とは一緒にいたくないし、視界に入ってほしくないし、存在も忘れたい。
正直、そこまで嫌いな人は今のところいないんだけど。
なので、自分のことが嫌いだったらたぶんもう死んでる。切り離すためにはそうするしかないんだもん。

でも私は生きているし、私が気持ちよく過ごすために美味しいものを食べさせてあげるし、良いと思った服を着せてあげる。ちょっと良い化粧水も買ってあげる。
もしかすると、自分のことを嫌いになりたくないから、「がんばれがんばれ」「もっとやれ」って鼓舞してるのかな、と思った。
自分の行動は自分が一番把握していて、頑張れていなかったらやっぱり腹が立つし、嫌いになってしまう。大抵のがっかりする理由は自分にあるんだよな。
他人のせいにした時点で、自分の人生や生き方をコントロールできなくなって、成長することもできなくなりそう。

他人からの評価は大事だけど、例えダメだったとしても、納得できるぐらいに頑張っていれば次に繋げられる。
そう考えるとやっぱり自分の幸せを誰かに預けるのは悪手だし、幸せにしてもらおうだなんてそれって、どんなプリンセス。いやむしろプリンセスは自分で幸せを掴まないとどうしようもないか。

死ぬまで私は自分にがんばれがんばれ、って言っているほうが向いているのかもしれない。
あとは、がんばったときにちゃんと褒めてあげられるような心を作っていきたい。それは自分に対しても、他人に対しても。

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