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プロとアマの差ってなんだろな


たまに、ライター同士で「プロとはなんぞや」という話になる。
なんだろな?

普段、仕事で接するのはプロの人ばかりだ。
その中でも私自身はなんというか、考えの甘いプロだと思っているところはあるかもしれない、と反省している部分はある。

プロとアマの違いはなんですか、と聞かれたら、すぐに出るのは「お金が発生するかどうか」ということだろうか。
お金が発生する仕事としない仕事とでは優先順位が変わってしまうし、発生しないのはボランティアになるもんなあ……と。
なので、もし自分がプライベートで依頼することがあったときは、ちゃんとギャランティは払わなくっちゃ、と思っている。
それって「あなたの仕事に対してきちんとお金を払いますよ」という意志表示と共に、「この金額に見合うだけの仕事はしてくれますよね?」という確認なんじゃないのかなあ、と最近になって実感するようになった。

「プロ意識」ってすごく偉そうな言葉のように感じていたんだけど、「プロとして、依頼された仕事をきちんとこなします」と表明するのはとても大事なことだ。当たり前すぎて、忘れそうになるんですけどね!
でも、「プロ」の仕事として請け負っていない人と“作業”をしたときに、その意識がすごく重要なのものなのだと改めて気がつく。
相手の要望にどう応えるか、その中でどれだけ自分の力が発揮できるか、フィードバックをどれだけ前向きに捉えて自分に生かしていくか。
本来、1+1=2だけど、1+1=3にするぐらいのことやっていかなければならないんだよなあ、ということを最近の生活の中でヒシヒシと感じる。

けど、場合によっては1+1=1.5にしてしまう場合もあるわけで、どうやったら、3にできるか、というのを考えて過ごしていなければならない。

そんなプロ意識は最初は自分から持とうとしないと持てないものかもしれない。でも、その意識を高めていくには、更にプロの人たちの中で揉まれていくのがやっぱり正しいのではないとか、と思う。
生ぬるい中でチヤホヤされて、ちょっといい気分になっている程度ではダメなんだ。

常に自分には自分が一番厳しくなければいけないし、どう厳しくすべきなのか、客観視もしておかなければならない。

上には上がいる。だからと言って、自分を卑下する必要もない。
けど、自分は唯一無二の存在だ、だから何物にも染まらない、というのは少し違う気がする。
時には染まることがあってもいいんじゃないか。少しずつ、自分の色を作っていくのもまた成長のひとつのような気がする。

「自分はこういうカラーなんで! 大丈夫っす!」
「自分もそう思ってたんですよ~」
「自分はこんなところで立ち止まってる人間じゃないって分かってるんで」
「自分は今修行のときなんで」
「自分の時間、高いっすよ?」

自分自分うっせぇ(おっと失礼)。
「自分」にこだわりすぎると、せっかくのチャンスを逃してしまうし、人からのアドバイス(特に先輩の話)はきちんと一度は呑みこんで自分なりに理解する必要はあるんじゃなかろうか。
なぜ、その人がそう言ったのか。
考えた上で、「うん、これは覚えていなくてもいいことだな」という内容だったならそれはそれでいいと思う。
あの先輩は売れてないから、大した評価はされてないから、と聞き流していると数年後に絶対、ブーメランで自分のところに返ってくるんだからなっ。
ブーメランで返って来ない場合は、そのときから1mmも成長してないということなので、反省すべき。

他人に対してはみんな適当なこと言ってるもんなんでしょ、と思うかもしれない。でも、誰かに意見するっていうのは体力がいることなので、どうでもいい人にはアドバイスも何もしないんじゃなかろうか……。

とまあ、こんなことを書きつつも、この記事自体が自分へのブーメランにならないようにしなければな、とも思うのであった。


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