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100日後に年越すオレ 62日目「る:ルイーダの酒場」

”いろは順”エッセイの十一日目、本日は”る”です。

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"る”で選んだ題材は、「ルイーダの酒場」。日本が世界に誇るRPGゲーム”ドラゴンクエストシリーズ”に出てくる酒場でありシステムの名前です。

ルイーダの酒場をドラクエのことを知らない人に説明すると、旅の仲間を見つける場所。旅の冒険者たちがルイーダの酒場に登録し、その登録情報から自身のパーティーに加えたい人を選ぶという仕組み。そのゲームの中の酒場ではあるものの、実は秋葉原では公認ショップが今も残っていたりする他、数年前にシリーズ初の携帯用ゲームでの作品が出た際には、携帯用ゲーム機同士でのすれちがい通信などのために、ショップがオープンしていたのでした。

そんなルイーダの酒場を見ていると、実はこのインターネット(もっと言うとSNS=ソーシャルメディア)こそがルイーダの酒場みたいなものではないかと思っていたりします。

僕がインターネットを始めた1997年あたりでは、もちろんSNSもなくてブログという言葉もなく、あるのはキリ番文化とBBS(掲示板)くらい。しかもそのサイトに訪れる手段が限られていて、基本的にはYahooの検索結果だったり、BBSなどでの紹介だったり、インターネットの世界を紹介する市販雑誌(”ゲームラボ”とか)から探してようやくたどり着くというもので、そもそもこうしたサイトに訪れることが大変で、ましてやそのサイト訪問者同士が出会うなんて奇跡のようなものだったのかもしれません。

翻ってここ10年のインターネットはSNSが広まり、SNSを介して何十年ぶりの期間会っていなかった幼馴染だったり、離れ離れになった地元の友人だったり、時には著名人と繋がったりと、より自由に出会い、また共に楽しむ文化が出来ている気がします。そうした意味で感じるのは、「SNS=ルイーダの酒場じゃね?」ということ。同好の士をすぐに見つけられ、またそうした人たちと実際の面識が無くとも仲間としてやり取りをしあったり。あたかもルイーダの酒場で店主のルイーダさんに「こういう冒険者居ませんか?」なんて聞くようなことが無くとも、仲間と出会い、また別れられるんですよね。ま、それくらいライトに誰とでも繋がることが出来ることで、色んなトラブルも出てきているわけですが・・・。

というわけで今宵もSNS界隈で、新たな出会いを求めて活動するのでした。皆さんのパーティーは見つかりましたか?

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