今日は私が自衛隊時代の教官に教わった2種類のリーダーシップについての話をしたいと思います。

これまでにもリーダーシップや、良いリーダーに関する記事を書いてきました。

その中でも良いリーダーには2種類のタイプの人がいます。一つはずば抜けた知識や技能を持っていて、能力で部下を引っ張っていくタイプ。もう一つは、優れた人間性を持っていて、その人徳に部下がついていきたくなるタイプ。

戦場で部隊を指揮する際の幹部自衛官の話で例えてみましょう。前者のタイプは、部下にこの人がリーダーなら必ず生きて帰ってこれると思わせられるくらいの能力を持っている人。後者のタイプは、この人についていって死ぬならそれでもいいと思わせられる人格を持っている人と言えます。

部下を生きて家族のもとに帰す能力を備えているのも大切。この人のためなら命を懸けてもいいと思わせられる人徳を持っているのも大切です。

もちろん能力と人間性、両方兼ね備えてるのが理想なのは言うまでもありません。しかし、現実にはその2つを高いレベルで両立するのは難しく、人によっては向き不向きもあります。

リーダーという立場にある人は、自分がどちらのタイプのリーダーになりたいのか、あるいはどちらが自分に向いているのか、一度考えてみてもいいのではないでしょうか。どちらのほうが良いというものではありません。自分がどちらを目指したいかだけです。

あなたならどちらのリーダーについていきたいですか？

あなたはどちらのリーダーになりたいですか？