観光学的視点を交えたインド旅 その2

初日:移動日、ニューデリー滞在

空港からホテルまでの移動はbooking.comの送迎予約を使った。丁寧にもドライバー情報もメールで教えてくれるので便利だが、空港で名前入りのプラカードを持っていた人はそのメールに書かれていた人と違った。その彼は駐車場まで案内をしてくれるだけで、別の人がドライバー。そのドライバーは行き先のホテルを把握しておらず、こちらでドライバーのスマホにホテル名を入力するという仕様。どこに連れて行かれるのか、早速スリルのある送迎だった。

空港からまちなかへの道路は相当幅員があり、6車線もあるところも。しかし、彼らには車線はあってないようなもの。そこにリキシャや自動車が、前後の車間距離数十センチ、左右の車間距離数センチレベルでギリギリを攻める。常にクラクションが鳴らされ続けている。インドだけでなく、ベトナムもタイもアジアの車の運転はクラクションありきなのは慣れたものだが、インドは特に凄まじい。でもこれが彼らの日常であり、常識なのだ。

ホテル到着後は、日が暮れるまで、少しだけホテル周辺を散策する。繁華街のようで騒がしく、インドに来たことを実感する時間であった。物乞いが近寄ってくるのも世界ではよくある光景。

物乞いに対する色々な国の人々の対応を見てきたが、彼らは割とコインを差し伸べていることが多い。ある意味、そういう1つの文化とも言えるだろうか。対して日本人はお金を渡すことに慣れていないように感じる。生活困窮者を市民が支えるというインフォーマルな社会の仕組みがある海外の国々と、生活保護等のフォーマルな社会インフラで処理しようとする日本の違いだろうか。

#インド #デリー #leica #観光学


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