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映画感想 『デモンズ』

 久し振りに鑑賞しました。公開当時は批判的な感想が多かったように記憶しておりますが、なかなかどうして、滅茶苦茶ですが面白いゾンビ亜流系映画ではないでしょうか。色々とツッコミどころはありますが、しっかりとツッコミながら楽しむ映画なのかなと思います。

 雰囲気とかが80年代という感じで懐かしさもありつつ、サクサクとした展開や、映画館の中に閉じ込められているいう舞台設定もあり、映画内の世界自体に古臭さを感じなかったのは面白い発見でした。

 登場人物の中であまりギャーギャー喚いてるだけの人がおらず、一応デモンズに対して戦おうとする姿勢は素晴らしいです。

 ちょっとしたエンドロール後のあの展開は、初見時にはビックリしました。呆然とする主人公の表情が、ラスト間近の主人公による「無双日本刀振り回しバイクRUN激走」(ウィキペディアによると、なんと主演俳優のウルバノ・バルベリーニ氏がスタントなしでやっているとのこと)を見た後では更に虚無感を湧き立ててくれます。

 主人公を助けた家族ですが、父親と少年だけの構成と思っていたんですが、少年より少し年長のお姉さんもいたんですね。すっかり記憶から消えていました。

 公開当時(本国イタリアでは1985年、日本では1986年の公開です)は、本作のその後を観たいという気持ちがありましたが、『デモンズ2』の冒頭の封鎖されている都市がそれなんでしょうね。

『デモンズ』ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%BA

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