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理系ワーママのキャリアはレモネード

こんにちは。ワーママ7年目のあやこです。
最近、エフェクチュエーションに関する本を読んで気づいたことがあり、整理してみることにしました。

"エフェクチュエーション"とは?
不確実性の高い状況における意思決定の理論として近年注目されている新しい経営学の思考法。
予測ではなくコンロールによって不確実性に対処する。

エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する5つの原則より

エフェクチュエーションの5つの基本概念の一つに"レモネードの法則"があります。

"レモネードの法則"とは?
予期せぬ事態は不可避的に起こると考え、その事態を、前向きにテコ入れとして活用する思考様式のこと。美味しい果物を手に入れたいと期待したにも関わらず、酸っぱいレモンしか手に入らないなら、酸っぱいレモンを美味しい飲み物を作る材料にすればいいと言う発想。

エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する5つの原則より

私が気づいたのは、自分がレモネードの材料になり得るレモンをたくさん持っているのかもしれないということです。

  • 薬剤師になるつもりで大学院の時に医療現場での薬剤師研修コースに進んだが、実際に難病患者さんと接したことをきっかけに、企業就職に進路変更したこと。研究コースに進んだ人に比べて研究実績やアカデミックな研究そのものに関する熱意が少なくコンプレックスを持っていた。

  • 研究職は本当にやりがいのある仕事だったけれど、定年まで研究者として勤め上げられる割合も少なく一般的に見るとキャリアとして潰しが効きにくいということ。

  • 理系職の中では比較的割合の少ない女性だったこと。そこで男性と同じように振る舞っても生意気や強いと捉えられがちだったこと。

  • 若手や男性の多い理系職で、育児をしながら働き続けることは困難だったこと。

私は今、医療系のベンチャー企業で働いていますが、薬剤師として医療現場を見て体験してきたこと、研究職としてとことんリサーチや実験をやり抜いてきたこと、女性や育児者しての目線を持っていることがどれも私の仕事の糧になっています。

人とは違う選択をしたり、厳しい環境にいたりすることは、希少なレモンを育てる機会になるのかもしれません。

これからどんな美味しいレモネードを作っていこうか、ワクワクしています。



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