りょうさん/澪つくしの大阪人

澪つくし倶楽部の代表。(メンバーは今のところ私一人) 美味いもん(酒)、街歩き、クルマ…

りょうさん/澪つくしの大阪人

澪つくし倶楽部の代表。(メンバーは今のところ私一人) 美味いもん(酒)、街歩き、クルマ、鉄道、ファッション。なんでもいっちょ噛み。 つまるところ私は「娯楽の百貨店」なのです。

最近の記事

澪つくし美食部「味鳥(ミナミ・難波)」2023.11.23

(3分ほどでサクッと読めるくいだおれ食コラムです) 外国人観光客を中心にごった返しているミナミの街中。法善寺横丁も味わいこそ今まで通りとはいえ、大人気の観光スポットと化している。 そんな、法善寺さん界隈とは一線を画すのが、そこからほど近くにある「利兵衛横丁」。こういうところに通える大人でありたいと思える、ひっそりとした路地裏だ。 そして、この地で昭和33年から創業しているのが、難波の老舗焼鳥屋「味鳥(みどり)」さんだ。 基本はコース、つまりおまかせだ。そのうえで、追加で食

    • 澪つくし美食部 「麺に光を(心斎橋)」2023.05.07

      (3分ほどでサクッと読めるくいだおれ食コラムです) 場所は、ミナミは心斎橋を四ツ橋筋方面へ西に進み、いわゆる「アメ村」界隈のビルの階段を下りたところにある。 店前からビル前の歩道のところまでにはおよそ7組ほどの待ち列があり、人気店であることが伺える。 事前に調べたところ、この店はカウンターのみ7席のようだから、回転率を考えると前7組でもそれなりの待ち時間を覚悟したほうがよさそうだ。 「ラーメン屋に並んでまで食うなんて信じられへん」 この手の会話はみんな一度くらいは交わした

      • 澪つくし倶楽部 「"澪つくしの大阪人"はどこにいる?」2022.07.24

        日々何気なく言われる「大阪」とか「大阪人」というワード。 東京の対になる存在、西日本の雄、京阪神の1エリア、京都と共に「上方」を形成する地域、などその地域の捉え方は様々だ。 そして、話をする時「ボケとツッコミ」、「オチ」なるものを意識しようものなら、「うわぁ~、大阪人やわぁ」と若干引き気味かつ呆れ気味に評される。つまり一般的には「キャラの濃い民族」と思われているのだろう。 そのイメージ自体に特段の異論はないが、とはいえ、一言に大阪人と言ってもその中身は結構複雑だ。 少し

        • 澪つくし美食部 「MARE VIGNA(福島)」2022.06.05

          (3分ほどでサクッと読めるくいだおれ食コラムです) 福島エリアに定期的に通っているお気に入りのイタリアンがある。浄正橋の交差点を南東に少し入ったところにある「MARE VIGNA(マーレ・ヴィーニャ)」。 カウンター6席に4人テーブルが一つという、まさに「隠れ家」という名前がピッタリのお店で、メインはカウンター席。 シェフが一人で切り盛りをしているため、満席時などは、とても忙しく、それでいて見ていて惚れ惚れとする手際の良さで一品を繰り出す。その姿を眺めながら、料理を食べ、酒

        澪つくし美食部「味鳥(ミナミ・難波)」2023.11.23

          澪つくし倶楽部 「10系が残したもの、30000系が受け継ぐもの」2022.05.14

          2022年中の全廃車が噂されている大阪メトロ御堂筋線の10系(10A系)。 22年年明け時点で3編成であったが、5月時点では第24編成が廃車となり、残すは、第25編成と第26編成の2編成のみとなった。 一方の30000系(31系)は現在20編成が運用中で、間もなく第21編成が登場予定だ。 思えば、この10系と30000系は共通している点が多いような気がする。 まず、かつての30系や現在の新20シリーズ(21系・22系・23系・24系・25系)のような、ほぼ全ての路線で運用さ

          澪つくし倶楽部 「10系が残したもの、30000系が受け継ぐもの」2022.05.14

          澪つくし美食部 「手打ち蕎麦 星(日本橋)」2022.04.19

          (3分ほどでサクッと読めるくいだおれ食コラムです) 何度も食べたくなる店には、それだけの魅力がある。 出される料理が美味いということは当然あるのだけれど、それ以外にその店が醸し出す「空気」というものを気に入ると、自然と、何度となく通うようになる。 僕はそれを「ええ”気”を持った店」と呼ぶ。 ミナミで美味い蕎麦を食いたいと言われたら、間違いなく「手打ち蕎麦 星(あかり)」を案内する。 観光ガイドブックに載るような「ザ・大阪」を象徴する道頓堀ストリートをそのまま東にしばらく歩

          澪つくし美食部 「手打ち蕎麦 星(日本橋)」2022.04.19

          澪つくし倶楽部 「ベテラン車両に敬意をこめて」2022.01.01

          年末の休日、年越しに向けての買い出しであれこれと奔走していた。ある日はクルマで、ある日は電車で。大阪市民にとっての足は、地下鉄である。もちろん、通勤の際にも乗車するけれど、やはり休日は心にゆとりがあるためか、様々なことに意識が向く。 御堂筋線で、天王寺→心斎橋、心斎橋→梅田、梅田→なんばと、かなり細々と乗車することがあったが、その全てで、10系(厳密にいうと10A系)に出くわした。(この記事のトップ画像を参照してほしい) 昭和51年(1976年)の運用開始以来、現役で運用

          澪つくし倶楽部 「ベテラン車両に敬意をこめて」2022.01.01