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くらい街のテクスト

酒をもって街に溶ける
きみはくらい街のテクスト
はらりと剥がれていく
冷たい大気から 足元から

凍える夜のサワー
しゅわりと夏の記憶
ことん と
軽くくずれる氷の余韻

真紅と濃紺のコントラストが
アスファルトが
ささやかな喉の音が
ローファーのエッジが

コンビニでまちあわせ
青いしあわせ 缶の形
とか詰め込まれていて
まつげは星星のひだ 躯

明滅するくらい街のテクスト
千鳥足を逆手に取り
平均台のポーズ
ふわっとした帽子の縁は沈む

消えるよ 消える
くらい街のテクスト
たんぱくなタンパク
冬の用水路に捨てる

くらい街のテクスト
親指でリンクをはる
子どもの頃みたいに
勝手に充実する

電信柱に恋をする
くらい街のテクスト
深読みされたい
くらい街のテクスト

「なんで呼ばれたのかしら?」
「なんでだろうね。」
「これでいいの?」
「これでいいんだよ。」

くらい街のテクスト
朝の光にとける
ゴミ捨てにて発見されし
くらい街のテクスト

色街の背景
淡い淡い微笑みの
くらい街のテクスト
揺れる残像が文字を刻む

酒と2人のこども達に関心があります。酒文化に貢献するため、もしくはよりよい子育てのために使わせて頂きます。