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児童発達の専門家は我が子とどう接しているか③〜言語発達っておもしれーって話〜

こんにちは。吉田です。
心理に関する国家資格と民間資格を持ち、学校の先生方や障害児施設のスタッフさんへコンサルテーションや研修を行ったり、自分でも直接子どもたちへの支援を行ったりしております。

さて今日は我が息子M君の成長日記です。テーマは「言語発達っておもしれーって話」です。

あ、ちなみにみなさん言葉の成長のことを「言語発達」って言ったりしますか?
こないだ運動能力の成長のことを「運動発達」って言ったら、妹に「そんな言い方普通しない」って言われてしまいました。「言語発達」はどうなんでしょう?

ま、その言語発達ですが。うちのM君のはじめの言葉は「わんわん」でした。12月の終わり頃に『いないいないばあ』というNHKの番組を観ているときに言ったのがはじめての言葉でした。12月だから1歳5ヶ月のとき。つい最近ですね。ママでも、パパでもなく。ワンワン。

その次の言葉は「ばあ」。『いないいないばあ』の「ばあ」です。いないいないばあ好きだなー。テレビはそんなに見せてないんですけどね。やっぱ刺激が強いんでしょうね。

で、そのうちこの「わんわん」と「ばあ」を使って要求が出てきます。「わんわん」はいないばあのワンワンのことや本物のワンちゃんのことを指すこともあるし、画用紙にワンワンを描いて欲しいときも「わんわん」と言い始めました。

「ばあ」は『いないいないばあ』という番組のことを指すときも使うし、こちらが「いないいな〜い」と言うと「ばあ」と声を合わせて言うようにもなりました。また、テレビを指して「ばあ」と言うようになり、「ばあ」が「テレビ」という意味を持つようにもなりました。

その後はアンパンマンを「あんぱんぱん」
バナナを「ばあば」
お母ちゃんを「おたー、ちゃん」
お父ちゃんを「おとー、ちゃん」
と言うようになりました。

あとは、ブー(ブタ)、ブーブー(車)、パー(ぞう、パオーン)、グッ(おにぎり、ギュッギュッ)も言う。

で、僕がおもしれーなーって思ったのは「ばあ」について。

初め、「ばあ」は『いないいないばあ』のことを意味していましたが、それがいつしか「テレビ」のことを意味するようにもなりました。

M君が「ばあ」というときは『いないいないばあ』か『おかあさんといっしょ』を見せていたのですが、だんだん「いないいないばあがみたいんだよ!」という気持ちが大きくなってきて、『おかあさんといっしょ』を見せると首を振ったりリモコンを渡してきたりするようになりました。

そして、M君は『おかあさんといっしょ』が見たいときはおかあさんといっしょの歌の振り付けをジェスチャーで伝えるようになり、『いないいないばあ』が見たいときには「ばあ」と言うようになりました。

つまり、M君の中で「ばあ」という言葉の意味は
『いないいないばあ』→テレビ→『いないいないばあ』と言う風に変わっていったのです。

ああ、子どもってこうやって言葉の意味を正確に学んでいくんだなーとしみじみ思いました。

最近のM君はより細かいことを伝えようとジェスチャーでメッセージを送るようになってきましたが、そのジェスチャーで何を伝えたいのかがわからない💦

こないだはなんか太極拳のポーズみたいなのをして一生懸命何かを伝えていたのですが、全く分からず、「ごめん、わかんない💦」と伝えました。

もっと色々喋れるようになったらM君も考えていることを正確に伝えられて、意思疎通がスムーズになっていくんでしょうね。その日が来るのを楽しみにしています。

こんな感じで、児童発達の専門家は子どもの言葉の成長(言語発達)を楽しみながら接しています。何かの参考になったら幸いです。

ではまた✋

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