見出し画像

The Rolling Stonesの新曲Angryを妻とやってみました(猫出演あり)。

今回は、The Rolling Stonesの新曲Angryをやってみました。

歌とコーラスはうちの奥さん。カラオケ的なものは使っていません。
楽器類は、全部、私が演奏しました
(外部からのアクセスもあるようなので追記しました)。

よかったら見てください。

うちのチャンネルでは珍しい「旬」な曲です。
そもそもうちのYouTubeチャンネルはクラシックロック中心ですので「新曲」を取り上げる機会はほどんどありません。ですが、今回は、ストーンズが新曲をやったので「旬」な曲となりました。

ストーンズは、全てのアルバムを持ってますし、若いころから聞き続けてきました。歳をとってもやめないだろうとは思っていました。チャーリーが亡くなったのは残念な限りですが、いまだに新譜を聞けるのは、うれしい限りです。

曲はミックの曲なんですかね。ミックのソロに出てきそうな雰囲気の曲で、サビのメロディが、今までのストーンズではあまりなかったタイプの曲ですよね。

今回は、再現系でやってみました。ストーンズの場合、ライブ寄りでやってもよいですし、アレンジしても良いんですが、今回は、新曲ですし、たまには「ストーンズで再現系」もよいかなとw。

といっても、演奏は各パート一発録りです。

<ギター>
キースパートはソロも含めて5弦を外したオープンGでやってます。
カポを使っているぽいので、4Capoでやってます。

左Channelで聞くことが出来ます(動画では妻のボーカルと一緒にTelecasterで映っているほうですので映像とは逆になってますが)。

よくあるキース奏法も再現しました。

Donryuさんとの会話でも出たんですが、今回の曲のキースのソロのタメとモタリは、あれは「下手」なのではなく、確信犯的にああ弾いてることは確実でしょう(笑)。逆に、ああいうのは簡単には真似できないですね。
この時代の新譜にああいうのが出てくるところが、逆張りとしかいいようがないですね(最新のインタビューでそういう趣旨のことを言ってましたし)

私のは「間」については、年季が足りないかもしれませんが、キースのギターは若いころからかなり聞いてきてるので、その経験をもって、似せてひいてみました。座って弾けばもっと似せられるんですけどね。立って弾いてると、こんなところですかね。

キースのアクションは、多少はやりましたが、さすがにあそこまではできないのでほどほどです。「蹴りポーズ」もやりましたが、カメラからはみ出るので、見ていてもあまりわからないと思います。「両手だらり」とかも、やろうかと思いましたが、カメラからはみ出るのでやりませんでした。あれは昔の相方が得意でしたが、私は、キースの動きをそんなにまねしたことがないので、もしやってもそこまでは「はまらない」かなとも思いますし(笑)

ギターはいつものリイシューの51’s Telecasterを使いましたが、キースのギター仕様に見た目を近づけるために、ダミーのハムバッカーのカバーとエスカッションを、フロントのPUの上からかぶせました。といっても、文字通り「つけているだけ」なので、ただの飾りですし、まぁ「遊び心」というやつです(笑)。両面テープでとめているだけなので、いつでも取り外せます。

そういえば、今回、曲のエンディング近くで、ストラップが「ピンごと根元から」はずれてしまって一瞬慌てました(笑)。なんとか弾き続けましたが危なかったです。幸い、演奏に乱れはなかったので、そのまま使いました

ロニーのパートも、ほぼオリジナル通りに再現しています。
こちらは右チャンネルです(エンディング前の一部の箇所のみ、左右両方)
こちらもハードテイルStratocasterを意識してアームは外してます(笑)。

ロニーの方はオープンGではなく、レギュラーチューニングですが、キースのSus4奏法と同じのをちょっとだけ変化をつけて弾いてると思われるので、それでいきました。

後は、サビ前の特徴的なフレーズ、ソロ終わりとエンディングの彼らしいフレーズも似せて弾いてみました。


ギターは彼らがなにをつかったのかわからないので、今回は、TelecasterとStratocasterを使っています。

アンプは確か二本ともにFractal AxeFX2XLで作った
Fender Bassman Dweezi '65 bface
を使いました。

いずれにせよ、彼ら二人による(多分)特徴的な演奏は全て再現を試みたつもりです。

<その他の楽器>
ベースとドラムは自分で演奏しました。

リズム隊は、ロックではあるものの、やはりダンスミュージックを意識しているように思いますので、その雰囲気が損なわれないようにしてみました。

ドラムは当初、チャーリーぽく2拍4拍をのハイハットを抜いて叩いてみたのですが、ちょっと違和感があったので、スティーブジョーダンがやっているたたき方に近くなるようにやってみました。ただ、ところどころ2拍4拍をのハイハットが抜けてしまっています(笑)。天下のスティーブジョーダンですからね。私ごときギタリストに「よるにわかドラム」では、ちゃんとは真似できません。

後半、キックのパターンに変化をつけているところが「ニクイ」ですね。一応、それも再現しました。

ベースはRaveやハウスなんかで出てきそうなシンセベースぽい音だったので、若干アンプのGain高めにしてファイズぽい音作りにしてみました。

リズム隊もシンプルではあるんですが、よく聞くと、同じことを繰り返しつつも目立たない変化を加えてやる辺りはストーンズらしいですし、チャーリーの雰囲気、ストーンズのイメージから逸脱させずに、細かいところでは色々やっているところが、ダリル・ジョーンズ(ダリルではなくキースが弾いてるそうです)&スティーブ・ジョーダンらしいセンスだなと感じますし「さすが」だなと思いました。

ピアノとオルガンは打ち込みです。

ピアノは、2番の途中から入ってくるので、聞き取れる限り、そのまま再現してみました。

「オルガンなんてあった?」とおもわれるかもしれませんが、オルガンかコーラスかわかりませんが、サビの二回目のところで、うっすらとそれらしいのが入っています(右チャンネルです)。

ハンドクラップも映像はありませんが4回録音したオーバーダビングです。


<ボーカルとコーラス>
ボーカルとコーラスは妻がやっています。

女性キーの曲ではないので、ちょっと大変だったかもしれませんが、なんとかうまくやり切ってくれたかなと思います。

後半のシャウトのところは本来ならもっと迫力をつけたいのですが、そもそもキーがあってないので、ちょっと無理してる感はあります。まぁ、オリジナルキーのままやったので、この辺りで限界かなとは思いますが、うまくまとめてくれたなかなと。

撮影は、3テイク位やって、最後のテイクを使っています(キースパートのギターはこのとき、一緒にやってます)。

コーラスは私もやってますが、ミックスで薄めにしています(笑)。

余談ながら、演奏はいつもどおり、ライブ撮影&録音を複数回おこなっています。複数パートを一人でやっていますので、当然、オーバーダビングしていますが、演奏そのものは、一発録りで、複数テイクをつなぎ合わせたりはしていませんし、映像も録音時のと同じものです(The Whoもそうでしたが、動きながら演奏していると、実際に弾いているように見えにくいのが難点ですね)。

ストーンズの場合、曲にもよりますが、この手の曲であれば、動きながら演奏しても、座って弾くのとあまり変わらないくらいにはやれるのがいいですね。ただ、映像ではわかりにくいですが、有線のイヤモニを使ってますので、動きを大きくすると、はずれそうになるのが難点ですね。

<ミックスについて>
今回は、現代の録音なので、そっち寄りにしています。

キックの音やベースの音なんかは音作り的には、やはり最近寄りですね。
この辺りは「現役Bandを意識したミックの要望」なのかなと。

後半に向けて徐々に音の厚みと音圧があがっていくところも、一応、再現しています。

ボーカルにはピッチ修正ソフトを使って、「ピッチ修正」ではなく「ケロ」をやってます。原曲でも、薄くですが「ケロらせている」ので、それも再現しました。今回はMelodyneを使いました。昔はAutoTuneが定番でしたが、今はいろいろやれるソフトがあるので、Melodyneを使ってみました。なれないので、そんなにうまくはいってませんが、雰囲気くらいは出せたかなと思います。まぁ、そんなにやりたい効果でもないので、軽くやった程度です。

ちなみに英語ではT-Pain Effectなどとと呼んでるそうです(曲名から)

ディレイやReverbなどのエフェクトもオリジナルを参考に近い雰囲気になるようにしてみました。この手のディレイの使い方は「温故知新」だなと思いますね。現代的でもありつつ、同時に、これらの手法を始めたレゲエ(ダブ)とかの雰囲気もありますからね。

リバーブはUADからEMT 140とLexicon、ルームシミュレーターとしてOcean Way Studiosのを使ってます。後はWavesのReverb、IR-1も使いました。

Delayは、Wavesのデジタルディレイ、Galaxy Tape EchoとEP-34 Tape Echoなどを使ってます。

細かい事をいろいろやって試していまのような感じに落ち着きました。

EQはNeve 1073 Preamp & EQ APIやHelios Type 69辺り。
コンプはTeletronix LA-2A などを使っています。

今回はテープシミュレーターは使ってません。

ということで、久しぶりに「デジタル寄り」よりのミックスをしましたが、やっぱ細かいところでの微調整のやりかたが「アナログ寄り」とはちがっているので、なかなか気を使いましたが、悪い出来ではないと思います。

<映像>
映像は、いつも通り、複数カメラによる撮影ですが、少しカメラの設置位置をしくじったので、グリーンバックで撮影していることを逆利用して、色々、遊びました(笑)。

というのも、今回は、撮影時した日がまだ暑かったので、ちょっと準備の際に集中力が足らず、確認不足でしたね。
結果、「絵的」にはみ出していたりとかが多かったので「失敗したな」と思い、撮影と録音をやり直すことも検討しましたが、面倒なので、テスト版を作った翌日、色々考えて、この方向性でいくことにしました。

やったのは以下のような工夫です。

・フレームアウトしているのが多かったので、背景にギターアップをはめ込んだりして工夫して逃げ切りました(笑)。

・元々、オリジナルのMVの要素も少し残したかったのですが、あのようなモデルさんを雇うわけにもいかないので、代わりにうちの猫に出演してもらいパロディー要素を加えつつ仕上げることにした感じです。

<猫動画とのミックス>
私は猫好きではありませんが、うちの家族は私以外、猫好きなので「たまには役立ってもらおうか」ということです(笑)。

で、「どうせなら」とオープンカー(Convertible Car)の画像を使って、その上に猫の映像をかぶせました。

猫はグリーンスクリーンを敷いておいてその上で、その上で色々やってそれを撮影しました。

私自身は猫好きではありませんし、基本、自分の部屋には猫は入ってきませんが、うちの家族が猫好きで、歴代うちにはねこがいるので、私もどうすれば猫が喜ぶかは経験上しっているので、色々遊んで撮影に協力してもらいましたw。

名前はチロといい、オスです。子猫のように見えるかもしれませんが、
「まぁまぁ良い年齢」だったりします。

この猫、かなり個性的で臆病(神経質)ではないので、照明を当てて撮影しても全然気にしなかったので撮影は楽でした。

猫ですから、本人に許可はとれないので、飼い主特権です。

面白い映像になったと思いますし、猫好きのうちの奥さんもご満悦なようです。

尚、今回「一部の地域で閲覧できません」という警告がでているので、もしかしたら拒否られるかもしれません。見れるかとは思いますが、、、。
これは、過去にもたまーにでたことがあります。AI判断だからなんだと思いますが、原曲に似すぎていると「オリジナルCDを使っている」と判断されるようで、そういう場合にこうなることがあります。過去にビートルズの曲で数回なり、公開されるまでに時間がかかったことがあります(今回は「一部の地域」となっているので、どう扱われるのか、わかりませんが)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?