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マンガでわかるHCI (ヒューマン・コンピュータ・インタラクション) - はじめました

はじめまして、アメリカの大学でコンピュータ・サイエンスの研究をしている鈴木 遼(@ryosuzkと言います。

僕の研究分野は、特に、ヒューマン・コンピュータ・インタラクション(Human-Computer Interaction、略してHCI)というのですが、コンピュータ・サイエンスの中でも正直(よくわからない)少し変わった研究分野だと思います。

今回、ちょっと思うところがあって、「マンガでわかるHCI」なるものを始めてみようと思いました。今回は、とりあえず、そのあらましについて。

マンガでわかるHCIをはじめたきっかけ

実は、HCIの研究を始めて、かれこれ4年くらいになるのですが、実はその前は、HCIという言葉自体、全く知りませんでした。というか、そもそもコンピュータ・サイエンスの分野にいませんでした。実は留学と同時に、専攻を変えたので。(変えた理由は少し長くなるので、今回は端折ります。)

その当時、門外漢の僕にとって、コンピュータ・サイエンスの研究っていうと、なんかプログラミング言語を作ったりだとか、コンパイラーやら、新しいアルゴリズムやらを発明したりするような、すごく、難しそうな研究分野として考えていました。

僕は、たまたまひょんなことから調べていくうちに知ったわけなんですが、多分、4年前の僕のように、こういう研究分野が存在すること自体知らない人が大多数だったりするんじゃないかと思うわけです。
そういう人に知ってもらうきっかけがあるといいんじゃないかと思って、始めてみたわけです。

なんでマンガ?

じゃあ、「そういう人」って、どういう人をターゲットに考えているかと言うと、一言で言うと、小学生、中学生、高校生、あたりの人に読んでみてもらいたいと思っていました。

というのも、僕が小学生の頃とかに、図書館にあったアトム博士の相対性理論とかっていう、石ノ森章太郎のマンガを読んで、物理とか化学っておもしろい!、将来そういう勉強・研究をしてみたい!って漠然と思っていました。

↑ 僕が物理や化学に興味を持ったきっかけ。
マンガというメディアはやはりすごい。

僕が最初にHCIの研究をはじめてみようと思ったのと同じように、学問の入り口って結構重要だと思っていて(HCIを学問と言っていいものか謎ですが)、そういうきっかけとして、敷居の低いマンガというようなメディアをうまく使えないかと思って、「マンガでわかるHCI」というものを始めて見ようかと思ったわけです。

あと、昔、小学生にRuby on Railsでウェブサイトの作り方とかを教えていたことがあったんですが、それをブログ的な感じで公開したら、結構大人の人からも反響があって、まぁ、小学生とかでも興味を持ってもらえるような感じで書けば、だいたい多くの人にも少しは興味を持ってもらえるだろう、というような淡い期待も抱いています。

教科書がないHCI

2つめの理由は、じゃあHCIっていうのに興味が出てきて、勉強してみよう!と思っても、正直、なにから始めていいのかよくわからないのです。
というのも、HCIにはほぼ教科書と言えるものがないのです。(有名な本、みたいなのはありますが)

じゃあ、みんなどうやっているかと言うと、論文を読んだりするわけですが、じゃあ、喜び勇んで有名な学会(一番有名な学会はCHIって言います)の論文を読もうとか思うと、1000本くらいあって、しかもなんか雑多すぎて全く全容がつかめないわけです。

↑CHI 2015のキーワード。3Dプリンターとかがある一方、モバイル、プライバシーとかクラウドソーシングとかがあったりと、雑多すぎてもはやなんの学会なのかわからないレベル笑

これを特に実感したのが、東大で短い間インターンしていた時、学部の学生とかが、アラン・ケイとかダグラス・エンゲルバートとかマーク・ワイザーっていう人を知らなかったりするわけです。(カンタンに言うと、物理学を学んでいて、ニュートンやアインシュタインを知らない、みたいな)

僕も含めて、HCIの研究をしている人でさえ、全容がつかめないわけなので、興味を持った人がなにから始めていいのかわからない、なんていうのは言わずもがな。
そういう状況もあって、なにかある程度、学問の最初の入口みたいなのがあってもいいんじゃないか、ある程度全体を俯瞰して見渡せるようなものがあるといいんじゃないか、と思ったのが2つめのきっかけです。

とはいうものの...

と思ったのが、もうかれこれ1-2年前くらいになって、ずーっとやろうやろうと思ってたわけですが、僕もこれでも一応現役の研究者なので(まだペーペーですが)、正直全く時間が取れませんでした。笑

というのも、最初は、それこそ石ノ森章太郎のアトム博士のマンガみたいな感じで、全編マンガで説明していくスタイルを考えていたわけです。ただ、そういうスタイルで一応ネームとかまでは作ってみても、これが時間がかかってしょうがないわけで、長らく放置されていました。笑

これではいかんということで、もう最初の入り口だけ、4コママンガできな感じにして、あとは、イラストの挿入とか動画とかで文章で説明していくという(手抜きな)スタイルに切り替えました。

なので、マンガでわかる、とか言っておきながら、多分マンガは最初の(全く情報量のない)4コマだけという、だいぶ手抜きな仕様になっていくだろうという点はご了承ください。笑 一応ところどころ、挿入イラストとかはつけますが。(クオリティよりも、週1や隔週くらいでコンスタントに気楽に投稿していける持続可能性の方を優先しました。まぁ最初のきっかけくらいにさえなってくれれば...)

これくらいであれば、まぁサクッと(適当に適当な絵で)描いていければいいかなと、ゆるく考えている状況なので、そんなに期待はせずに、生暖かい目で見守っていただけたらと思います。

フォーマットとかもまだなにも決めてませんが、最初は、とりあえず思いつくままに、なんか一般的なことについて説明していきつつ、それ以外にも例えば有名な偉人の紹介であったりとか(例えば上のアラン・ケイみたいな)、もう少し増えてきたら、有名な論文の紹介とか解説みたいなのもできたらかもな、とかは思っています。また、どうしても、最初のうちは、僕の興味があることだったりとか知っていることに偏ってしまうとは思いますが、ご了承ください。

とりあえず、見切り発車でスタートしただけですが、気楽にがんばります。


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コメント1件

変な博士のキャラがもっとたっていると興味が沸くと思います!
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