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SNSで繰り広げられるお金の話を好きになれない理由

SNSでお金の話をすると嫌われるとよく耳にする。過去にライターさんを採用する立場になったときに、SNSでお金の話をする人は省きましょうという話になった。お金の話をする人はお金の問題によって離れていくがその人たちの持論だった。お金の話はしてもいいし、するべきだと思うが、その場所はSNSではないと考えている。

かつて自身にも未払い問題で悩む時期があった。何もなす術がなくなったときに知り合いに相談すると契約書を交わしていないのであれば、そのお金は支払われない可能性が高いと言われた。労働に対する対価が支払われない。クソみたいな世界だと思った。結局泣き寝入りするしかなく、以降は必ず契約書を結ぶと心に誓った。お金のトラブルは人間関係を破綻させる大きな要因の一つだ。結局、未払いの問題以降、その会社との縁が切れた。

生活するにはお金がいるため、お金を稼ぎたいという思いは生きるために必要な欲求だと思う。僕にもお金を稼ぎたいという気持ちがある。お金に苦労した学生時代を過ごしてきたため、その欲求は強い方だ。お金のない暮らしにはもう2度と戻りたくない。だが、具体的な金額までは書かないし、それを知ったところで何かの手助けをしてもらえるわけでもない。お世話になっているクライアントさんに「どれだけ稼ぎたい?」と聞かれた場合のみ答えるようにしている。お金は仕事に対する対価として支払われるため、その人たちには知ってもらった方が得があるかもしれないためだ。

だが、わざわざSNSでそれを書く必要がない。今月の売り上げは3桁万円をを突破した。文字単価が10円を突破した。そこに信憑性はないし、再現性や継続性もほとんどないのがオチだ。その先にあるのは情報商材の勧誘の場合がほとんどである。SNSでお金の話をするのは、とにかくきな臭い。そんなものはオフラインですればいい。わざわざSNSで書く意味が全くわからない。お金を稼ぎたいという動機はとても立派だ。何かをするためにはほとんどの場合、お金が必要となる。そして、お金をたくさん稼いだとはそれだけ社会にいい影響を与えた証拠でもある。中には例外もあるが、それは割愛する。

それ故に自身はSNSでお金の発信をする人を遠ざけてきた。知り合いがお金の話をし始めた途端に勝手に悲しくなっている。自分の人生ではないので、自由にすればいいのだけれど、馬が合わなくなったという事実は少しの寂しさを運んできた。お金を稼ぎたいという感情は、お金を必要としない人以外はほとんどの人が持ち合わせている欲求だ。そこに問題意識を抱える必要はない。だが、SNSでお金の話をする人とは距離を置く。それが自分の信条だ。

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