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自己紹介

 初めまして、大分大学医学部4年の轟木 亮太(とどろき りょうた)です。記事を読んでいただき、ありがとうございます。今日は自己紹介とnoteを始めた理由について話したいと思います。
2023.06.28追記)朝日新聞への寄稿も読んでいただけると嬉しいです。

簡単な経歴

 私は早稲田大学系属早稲田佐賀高等学校を卒業して、九州大学薬学部創薬科学科に入学しました。九州大学卒業後、大分大学医学部医学科へ第二年次編入しました。1997年生まれなので、ギリギリZ世代らしいです。

感染症に興味を持ったきっかけ

 私は高校生の時に、天然痘の撲滅に関する本を読んでから感染症に関心を持っています。天然痘は古代エジプトの時代から存在していましたが、人類で初めて、そして唯一地球上から撲滅することができた感染症です。がんを早期発見することができても、がんの患者さんをゼロにすることは難しいと思います。一方で、感染症はゼロにすることができるものがあるということに感銘を受けました。また、Bill GatesのTED talk "The next outbreak? We're not ready(2015)" を聞いて、世界規模のパンデミックが起きると確信しこの分野を専門にすることを決意しました。

天然痘は人類が唯一、地球上から撲滅することができた感染症である。

九州大学時代

 感染症の撲滅にはワクチンや治療薬の開発が不可欠であると考え、研究者を目指し薬学部へ進学しました。生命科学・物理学・化学など幅広い学問を学ぶことができました。感染症による影響を最も大きく受ける途上国と呼ばれる国を見てみたいと考え、Friends International Work Camp九州(FIWC九州)という学生団体でネパールに渡航しました。

ネパールでの活動

 FIWC九州は「ワークキャンプ」という共に暮らし共に働くことで、ネパール・フィリピン・中国・インドネシアなどの農村地域で学生のみで活動する任意団体です。私は2016年~2017年で約1ヶ月ずつ3回ネパールに渡航しました。停電することも多く、水道もない場所でしたが、毎日生きてる〜!と実感できる日々でした。
 私は代表としてコミュニティハウスの再建に取り組みました。クラウドファンディングや西日本国際財団、福岡NGOネットワークから助成金をいただくことで活動できました。現在も、地域の人々によって管理され、活用されていると聞いています。

大分大学へ

 ネパールでは医療アクセスが悪く、村人や同行メンバーの体調が悪くなり医師が必要とされる場面に度々遭遇しました。また、狂犬病で亡くなる事が当たり前にある事を知り、狂犬病対策に関わりたいという気持ちが強くなりました。そこで、狂犬病研究を行っていた唯一の医学部である大分大学医学部を受験し、編入する機会を得ました。
 日本熱帯医学会学生部会(J-Trops)に関わる機会を得て、学会発表などをする機会に恵まれました。また、日本の狂犬病制圧の歴史をまとめるプロジェクトを始め、齊藤信夫准教授や唐仁原景昭先生ら狂犬病の専門家の協力のもとでWebページの作成に取り組みました。

noteを始めた理由

 私はグローバルヘルス分野について知るにつれて、政治的要素が強く自分ができることに限界があるのではないかと感じていました。また、新型コロナウイルス感染症の流行でも、感染症に対する人類の無力さを感じました。

 そんな中で、縁あってReach Out Projectに採択していただき、PoliPoliの伊藤和真さんと出会いました。下の広告にあるように私も「社会を自分の手で変えられると思っている若者」ではありませんでした。しかし、このReach Out Projectを通じて本気で「日本から世界を変えられる」のではないか。そのように感じ始めています。

 このnoteではReach Out Projectをはじめ、グローバルヘルス分野の中でも特に感染症(NTDs)について私がどのように取り組んでいくかを伝えていきます。私の体験を皆さんと共有していく、そんな場にしたいと思います。今まで見えなかった景色が見えてくきており、心からワクワクしています。

2023.4.1 
轟木亮太


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