治療終了と(ほぼ)完全寛解のご報告
治療終了
ご無沙汰しております。
今週の火曜日、最後の抗がん剤点滴治療に行ってきました。
24週、全12回にわたる長い道のりになりましたが、結果的には一度も延期などすることなく、完全に計画通りにゴールインできました。
嬉しい検査結果
そして、肝心の治療効果ですが……
なんと、先日行ったPETCT検査において、
「Probable CRM (ほぼ完全寛解)」
のお墨付きをいただきました!
「Probable」となっているのは、免疫力を上げるために打っている注射の影響で、一部PETCTが読みづらくなっているため、断定はできないとのことのようです。
ですが、ほぼ完全寛解したとみて間違いないだろう、と主治医の先生も喜んでくださいました。
今後は、3か月に1回の血液検査や、来年2024年5月中に予定されている次のPETCT検査などで、継続的に寛解状態をキープできているかチェックしてもらうことになります。
社会復帰に向けて
なんとか治療を終えることが出来たので、あとは社会復帰に向けて、半年間に及ぶ抗がん剤の副作用や、難病発症以来の3年間の極端な運動不足によって失われた体力を、回復していく予定です。
「ご自身が思っている以上に、体力は落ちていると思います。」
と主治医の先生もおっしゃっていましたので、ここは焦ることなく、着実にリハビリに励んでいきたいと思います。
フルマラソンに挑戦
リハビリで失った体力を取り戻す……のはもちろんですが、それだけでなく
何か目標があるとよりモチベーションが高まるのではないか。
せっかくなので、がんにならなければ挑戦しなかったことに挑戦したい。
との思いから、来年12月15日に行われる、三重松坂マラソン2024にエントリーしました!!
今は少し歩いただけで息が切れてしまう状態ですし、今まで走った最長距離は高校時代のマラソン大会の8キロで、そもそも長距離走が大嫌いな自分ではありますが、だからこそ挑戦してみたくなりました。
1年間猶予がありますから、なんとかなるのではないかと楽観的に考えています。
もうこの場で皆さんに宣言しましたし、今年のふるさと納税枠で、すでに「超先行エントリー」を申し込んだので、もうあとには引けません(笑)
改めてすべての方々に感謝
26歳誕生日、ハネムーン帰国翌日の悪性リンパ腫告知。ステージⅣ。
あの時は本当に「自分は死ぬんだな」と覚悟しました。
それを思えば、今こうして生きて、何気なくこの記事を書いているこの瞬間の愛おしさは、まさに無限大です。
ここまでこれたのは、100%、徹頭徹尾、周りの方々の助けのおかげでした。
一番近くでいつも支えてくれた家族
お医者さん、看護師さん含めすべての医療従事者の方
沢山の励ましをくれた友人
勤め先の会社のサポート
noteを読んだりして、メッセージをくださった方々
日進月歩の現代医療(僕がもし30年前に同じ病気になっていたら、生存率は大きく低下していました)
日本国の充実した社会保障制度
他にも、挙げればきりがありません。
この恩返しは、残された人生の中で少しづつ積み重ねていくものだと思っています。それでも返しきれないくらいのご恩を受けてきたのですが。
今後の発信について
今後も、このnoteでは、自分の闘病経験から、みなさんにも役に立つような情報を発信していきたいと思います。
本当はもっと頻繁に記事を書きたかったのですが、どうしても治療中は知力・気力的に厳しい日も多く、あまり出来ませんでした。これからはもっと気軽に、高頻度に記事を発信していけたらと思います。
また、病気以外のトピックについても、幅広く書いていくつもりです。
ところで、闘病中の僕の文章は、どうやら親しい友人からのフィードバックによると、「聖人君子っぽくて」いつもの僕とギャップがあったみたいです(笑)
ですが、僕は正直に言って、聖人君子とは正反対のひねくれた性格の持ち主です。それでも、ありのままの僕で発信をしていきたいと思いますので、「なんか闘病中の記事と雰囲気が違う」と思われたときは、是非寛容な、温かい目で見守っていただけると嬉しいです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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