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悪魔の果実

人生には浮き沈みがありますが、沈んだ状態をどう受け止めるかで、その後が決まるような気がします。

挑戦していれば、失敗は起こりますし、不注意や驕りによっても痛手を負うことはあります。あるいは、たまさかの事故のように、自分とは関係のない事件に巻き込まれることも人生には起こります。

それらのネガティブな力に押しつぶされる人も少なくありません。しかしながら、中にはその逆境をエネルギーに変換して、渋みや深みを獲得する人もいます。

沈むこと。ある意味では、飛躍するチャンスなのかもしれません。それも、今までの延長線上に存在する“成長”ではなく、異なる味わいを獲得する“進化”に近いきっかけとして。

どのように受け止め、いかに向き合うか。

多くの人の人生を聴かせてもらう中で、そのようなことを考えました。悪魔は、大切な何かと引き換えに、不思議な果実を渡す。その実を口にすると、命を落とすかもしれない。しかし、うまくいけばジャンプアップできる。

できるならば、のんびりと暮らしたい。だけど、“作品”と考えれば、何度も悪魔と取引きした方がおもしろい。


「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。