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ゆるす

新年、お祝い申し上げます。

昨年は『ダイアログ・ジャーニー』でいろんな人と出会い、対話の旅をした一年でした。オンラインに留まらず、オフラインでも『対話パーティ』を開くことができ、対話の場づくりも精力的でした。そして、朝さんぽをはじめ心身ともにみるみる健やかになり、体力と精神力を育めたことで大きな成長を実感しました。

この良き流れを受け継ぎ、本年も抱負を掲げたいと思います。

1.聴す

「聴す」と書いて、「ゆるす」と読みます。意味は、「許す」や「赦す」と同じ。過ちを受け入れ、咎めないこと。相手にも、自分にも。わたしは「聴く」を仕事にしてきました。ある程度、相手を許容していなければ人の話は聴けない。実は「聴く」の中には「ゆるす」も含まれているのですね。最も難しいことだと思います。その“最も難しい”を今年のテーマに掲げて、人間的な成長に努めます。

2.人間を愛す

悲喜こもごも、複雑な要素がマーブル調に絡まり合う人間そのものを愛すことができたら。陽だけでなく、陰まで含めて人間である。そのすべてを味わい尽くすことができれば、と。

3.解放する

わたしの対話は「あなたは、“あなたらしさ”に一所懸命であればいい」を標榜しています。相手の魅力を引き出し、エンパワーメントする。あらゆる呪縛や制限からの解放を。

4.世界をすてきに表現する

「世界を鑑賞する」と言い続けてきました。「観察」ではなく「鑑賞」。鑑賞とは豊かに味わうことです。同じ事象を目の前にしても、受け取り方は人それぞれです。わたしは、世界を鑑賞するように豊かに味わいたい。今年はその一歩先。あらゆる現象を、少しでもすてきに表現すること。それこそが気配りであり、自己表現なのだと思います。

5.祝福する

1~4を一言でまとめれば、ということかもしれません。言祝ぐ。「ことほぐ」と読みます。ことばを仕事にしている一人の表現者として、わたしなりの表現をもう少し深いところまで考えたい。世界を鑑賞し、人間を愛し、ゆるし、その中でわたしが感じた尊いものを賛美する。

そんな5つのエレメントを宿して、本年もダイアログ・デザイナーとして成長できればと思います。

みなさま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。



「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。