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大変な人

今年に入ってから、XのSpacesでほぼ毎日「対話パーティ」をひらいています。

過去のパーティをアーカイブとして残るようにしたことで、後で聴いた人から感想が届くこともあります。うれしいですね。

深掘りするインタビューは仕事やYouTubeの『ダイアログ・ジャーニー』でやっていますので、「対話パーティ」ではカジュアルな雑談を心がけています。

基本的には、「話したことのない人をお迎えしたい」という想いではあったのですが、どうしても何度か話したことのある人やお馴染みさんと過ごす時間が増えてしまいます。知っている相手のほうがわたしも話しやすいですし、相手もわたしと「話したい」と仰ってくださるので自然とその機会は増えてゆく。当然、楽しい時間となります。

一方で、対話の技術を磨くためにも「知らない人と話す」というミッションもクリアしていきたい。この辺りの塩梅が難しいところです。あたりまえのことを書きますが、“知らない人”のほうがコミュニケーションは慎重になりますし、相手の話に耳を傾けることだけでなく、自分の考えや想いを伝えることの難易度も上がります。相手の背景や思想を知らない状態で、異なる価値観の人間二人が対話するのはお互いストレスがかかります。だからこそいい訓練になる。そう思って続けております。

心地良い対話を共有することもできれば、違和感を残したまま終えることもしばしば。その度に反省をして、次へと活かす。この繰り返しです。その中でも、話しやすい人とそうでない人に分かれます。何か一つのことを極めている方(極めようとしている方)はとても話しやすいです。理由はシンプルで、わたしの好奇心がくすぐられるので質問や話したいことが次々とあふれてきます。まだ、他にも「話しやすさ」には複数の要素があるのですが、そこは次の機会にして。

今回は、「話していて大変な人」について書いてみようと思います。

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「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。