法律は、様々な解釈が出来るように作られている。それは、何故かというと個々の事件に応じて、柔軟に解釈できるようにするためである。

法律を解釈するとき、何を基準にするかというと「世間の道理」である。
弁護士が、被告、原告、検察官、裁判官を納得させるためには、世間の道理と照らし合わせて法律を解釈する必要がある。

世間の道理から外れた解釈では、裁判は負ける。

光市母子殺人事件の公判では、死刑廃止論者の弁護団が被告に入れ知恵して、まるで滅茶苦茶な供述をしたため、死刑が確定した。あれは、完全に世間の道理から大きく逸脱していた。