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なんでもないよ、

息子たちがApplemusicのトップ100を聞きながら宿題をやっている。

毎週順位の入れ替わるものもあるが、大抵同じ曲が繰り返し繰り返し流れてきて家事をしながら耳に入る。

流行っている曲の歌詞で

〝…ただ僕より先に死なないでほしい”

というフレーズが耳に入ってきて。

ちがう、ちがう。

ちがう。ちがう。

と思った。

ちがうんだよ、君たち。

と文句を言いながら書き取りをする息子たちを見ながら

歌っている男の子が意図したのと別の受け取り方をして

おばさんは思う。


遺される辛さを知った今

君たちにそれを味わわせたくないから

できることなら君たちより先に死にたくない、

と母は思うのだよ。

最期、一人ぼっちで孤独死して、孤独死の前にだって生きていくのがつらくって

社会のゴミだなぁ、みんなのお荷物だなぁと感じる日々を迎えることになっても

どんな形でも君たちより長生きして、

君たちの幸せを最期まで見届けたい。

何の力にもなれないとしても、

ただ「生きている。」「お母さんがいる」という安心感を無くしたくないなぁと。



子どもが一人前になったら変わるのかもしれない。

けど。

誰かのために、誰かの命の為に死ぬことが最大の愛なのかもしれない。

けど。

生きてることが、ただそれだけで「幸せ」と感じられることの少なくなった今の時代だからこそ

子どもがうまれてからのわたしは

わたしのいない世界で子どもたちが辛かったり、苦しんだりするのなら

安心して遺していけないなぁと思ってしまう。

なんとしても、

子どもの身代わりになって死ぬんじゃなくて

両方生き残る道を探したいって思ってしまう。


でも。

いずれ子どもがもう少し大きくなって

子ども自身の「幸せになる力」をもっともっと信じられるようになれば

きっとわたしも

子どもの為なら命も惜しくないと

順番に従って 

子どもを遺していくことも受け入れられるんだろう。


それまでどうか健康で毎日過ごせますように。

祈るだけでなく、まず。

ダイエット。

健康の為のダイエット、引き続き緩くですががんばっています!

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