『抜け雀』~呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン~
名人上手の活躍を描いた、いわゆる名人譚。名工噺。このジャンルは、講談や浪曲の得意分野のイメージです。落語だったら彫り物師の左甚五郎や浜野矩随。役者の中村仲蔵、それから淀五郎と、あとは何があったっけなぁ。
まあ、代表としては左甚五郎シリーズでしょう。『三井の大黒』、『竹の水仙』、『ねずみ』、それから先だって亡くなった三遊亭圓窓師匠作の『叩き蟹』、あとはバレ小咄の『四ツ目屋』など。
ただ上手いってだけじゃない、驚くべき技量を持った人物であることを強調する意味で、その仕上がった作品