湯浅 克也

株式会社 料理設計 代表取締役。 イタリアンをベースに埼玉県でレストランやパン工房など…

湯浅 克也

株式会社 料理設計 代表取締役。 イタリアンをベースに埼玉県でレストランやパン工房など複数店舗経営しております。 外食産業経営ネタ中心に書いております。 宜しくお願い致します。 https://www.ryourisekkei.jp/

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最近の記事

株式会社 料理設計のこれまでとここから。

2021年3月末をもちまして、約6年、運営をしてきました越谷 VecchioConventinoは転貸借契約(又貸し)の締結に基づき、一旦弊社の手から離れます。 今後は本籍地も宮代町に移し、ラグリーリアとイルピノリーノの直営2店舗のみ、私がコントロールできる範囲まで縮小し、組織の基盤を改めて作り直すという作業をしていきます。 夫婦2人で起業し、最初の3年で3店舗、社員も一気に6人に増やすという無茶な拡大路線。 基盤の無い組織は意図も簡単に崩れ落ちます。 飲食業界に10年

    • ショートブログその3 飲食開業はプロダクトアウトであるべき。

      某著名経営者が店舗型飲食店経営者はレベルの低い争いをしているとの発言がありましたが、そもそもに『ハイリスク、ローリターン』のビジネス構造であり、マーケティングインでサービスを考えて、一時的に繁盛したところで、他社に模範され継続が難しくなります。 特に資金に限りのある個人事業での開業は、自分のプロダクトアウトをとことん突き詰める事に力を注ぐべきである。

      • ショートショートその2  飲食店におけるスモールスタート 三ヶ条

        ①立地よりも家賃で選ぶ ②借入は予想売上の2ヶ月程度まで ③自分一人で運営できる店舗規模 理由  ①坪単価が高い一等地で勝負できるのであれば、二、三等地でもやれます。  ②口酸っぱく人には伝えておりますが、利幅の少ないビジネスモデルでの借入返済は、キャッシュフローをかなり圧迫します。 ③雇われ中間管理職で部下を扱う事と、雇用する側になることは大きく違います。他人に依存する事でしか成り立たないビジネスモデルは、かなりのリスクである。 出来るだけ、短く早いブログを意識して

        • 新米飲食店経験者のためのショートショート その1

          飲食店開業をするに辺り、多くの人は借入(借金)をしています。 勘違いが多いのは毎月の返済額の利息は経費になるが、元金は経費になりません。 分かりやすい説明をすると 『利益-元金返済額』=キャッシュフロー(実際手元に来るお金) なので、毎月100万の利益が出ていても、毎月の返済額が100万であれば0円なうえに、利益100万に対しての税金が引かれるので、キャッシュフローがマイナスになることがあります。 利益が出ているのに、お金がない。新米経営者あるあるです。 借入金は緻

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        • 外食経営
          1本

        記事

          社名について 株式会社 料理設計

          埼玉県の宮代町に出店してから、ちょいちょい 『なんでそんなに宮代好きなんですか?』とか。『なんでそんなに宮代町に拘るんですか?』 などの質問があるのですが。 確かに宮代町は好きですが。。。   拘ってない。  違う違うww    単純に『もったいない』って思ったんです。  そして、『もったいない町』って日本中まだまだ沢山あると思ったんです。 ディベロッパーが新しくモダンな地域を開発しなくとも、今ある町の資源をフルで使えば魅力的になる町。 地方創生は『地域を活性化』させ

          社名について 株式会社 料理設計

          そもそも論

          食品ロスに関して、食品流通量過多を解決しないと意味ない論をよく見ますが。。。 そもそものそもそもに。プロスポーツチームのオーナーは今や殆ど3次産業の分野の方々。 要するに、1次、2次産業は労働環境が改善される見込みはなく、富が3次産業に集中しているのが今の現状。  流通過多が生じないと、薄利多売の産業はそもそもに生活が成り立ちません。 じゃあ、僕らは何をすればいいのか。1.商品価値を高めて、高く売る。 2.食品ロスになるものなど、価値の無いモノに価値をつける。の2つの

          次のフェーズ

          ご存知の通り、コロナの影響で弊社も大打撃を受けましたが、怪我の功名?というのか、今まで足を引っ張て来たパン事業が急激な伸びを見せました。 起業前に約10年程都内のレストランなどで働き、自分のお店をオープンしているので、レストラン事業はスムーズに立ち上がりました。 そして、ものの見事に僕を木っ端微塵にしてくれたのが、この宮代町の第三セクター『新しい村』内部のパン事業。http://www.atarasiimura.com/ そもそも、何故パンなのか?  ・テイクアウト、

          次のフェーズ

          多店舗展開のススメ

          開業した事のある方なら、誰もが夢見る『多店舗展開』 これについて語ります。   答えからいきます・・・・・ やめた方が良い 過去の自分も含め、勘違いがあるのが 店舗を増やせば利益が増える。 大きな間違いですww 店舗を増やすと売上高とコストが増える。 が正解です。 何故、『利益が増える』とは書いていないのか、     一店舗だけの場合、ほとんどのお店ではオーナーが現場で働いているので、多店舗になった瞬間に爆発的に増えるコストがあります・・・・・ スタッ

          多店舗展開のススメ

          しくじりまくってるので感じる成功法則

          起業して約6年 ほぼしくじってます。。。。  だからこそ、学んだことも沢山あります。  現時点で感じる成功するための3原則。 将来の自分の為にも書き残しておこうと思います。 湯浅が思う成功する事業3原則 1.自分とステークホルダー全てにとってプラスである 2.レバレッジがちゃんとある 3.自分が本当にやりたいのか 1起業している方ならご存知な話ですが、起業して最初の2年は非課税対象者(消費税が取られません) 個人事業主2年+法人2年で、起業してから最大4年間は消費

          しくじりまくってるので感じる成功法則