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父の通院に付き添う

父の退院後、初めての通院。

予約制なので早起きして付き添う。

広い病院のあちらこちらと検査に回される。

父の採血中に廊下でぼーっと待っていた。

早起きしたので眠かった。

ふと辺りを見渡すと、老齢の父と中年の娘らしき組み合わせの二人ばかりが目に入る。

そう、私と父と同じくらいの年代の組み合わせ。

みんな、付き添って来てるんだね…

あの人も、昔はお父さんと喧嘩したりしたのかな…今もしてるのかな…

あの人もこの人も、腹に一物抱えながら親と付き合ってたりするのかな…

お父さんたちみんな、娘が付き添ってくれて良かったね…感謝しろよ?

娘がいなかったら、遠くに住んでたら、このお父さんたちは一人で来てたのかなあ…

娘さんだって普段は働いてるのかな…休み取ったのかな…

それともお嫁に行って専業主婦とかなのかな…

私と同じ無職の人はいるかな…

ここに来ているみんな、同じ同志だね…

そんなことを思っていたらなぜか涙が出てきて、あの場にいた娘さんらしき人たち全員と連絡先交わしたくなった。

(ぐっと堪えた)

父には私がいるけど、私は10年先、20年先に入院するなんてことになったら、こういうこと全部一人でやらなきゃいけないんだよなあ…

と思うようになると、今度は一人で来ている高齢の女性がやたらと目に入る。

あれは未来の私…かもしれない。

なんてことを帰宅後電話で従姉に話したら

「その時は私が行くから!」

と言ってくれたのだけど、従姉は私の10歳上😂

私がヨボヨボになる頃、従姉はもっとヨボヨボになっているだろうに😢

お気持ちはありがたかく受け取っておいた。

でも未来なんてどうなるか分からないし、あまり悲観せずに生きていこう。

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