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山伏の子供の夢

最近夢の話が続いてるけど
また今朝見た夢。

母と山で暮らしてる夢。
たくさんの知らない家族たちが共に生活していた。

ある時お祭りのような感じで、一緒に生活している山伏の子供たちが舞を踊り始めた。

山の頂上のようなところで
奥にはまた別の高い山々がそびえていて
子供が舞を踊り始めた時はすごく静かだったのに
途中からドン…ドン…と太鼓が響いてきて
それに合わせて笛のようなものも聞こえてきて

私たちは集団で、みんなで体育座りをして
山伏の子供たちの舞を眺めていて

私は隣の母に
「奥の山見て。太鼓が鳴る度にスモークが振動してるよ」
と言った。

山から立ち上る霧なのか何なのか、煙のようなものが、太鼓の音に合わせてゆら、ゆらと揺れ動いていて、すごく幻想的で美しい風景だった。

そこへ突然、ブブブ…と呼び出し音が鳴り、私は「呼び出されちゃった。いいとこなのに。戻らなくちゃ」と思った…

ところで目が覚めた。

呼び出し音はスマホのアラームだった。

そう、無職といえども好きなだけ寝てられるわけではないんですよ…
ちゃんとアラームかけて起きてます。

だけど目を覚ましたばかりの寝ぼけた頭でスヌーズ設定をしながら
「突然私がいなくなって、向こうの世界のみんな、探してないかな…心配してないかな…」
と思っていた。

明晰夢を見られる人も世の中にはいるらしい。
私も学生の頃は時々怖い夢の中で
「これは夢だ。早く目を覚まそう」
と思えたこともあった。

でも最近は夢が毎回すごくリアルで
目が覚めるその瞬間まで
夢だとは微塵も疑わない夢を見ることばかりになった。

今朝見た夢の中の山深い集落。
山伏の子供たちと暮らす平和な空間。

またあそこに戻りたい、またあそこに行けるかな…行きたい…今日は1日ずっとそんなことを考えていた。


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