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未来が動き始めた〜1か月間の10分コーチングの総括〜

こんにちは。ロンドン在住のりょうです。

1月4日~2月3日までの約1か月間、10分コーチングのコーチ認定に向けて学んでいるプロコーチのあっこさん【@akko_supporter】よりコーチングセッション(計18回)を受けました。

このコーチングセッションを通して新たにとった行動や思考、良かった点、悪かった点等を整理してみました。これからコーチングセッションの受講を検討されている方、漠然とした不安や危機感から何かを変えたいけどどうしたらよいかわからないといった方、またプロコーチとして活躍されているコーチの皆様にクライアント視点でのフィードバックが少しでも参考になれば幸いです。


▼コーチングに興味を持ったきっかけ

初投稿のNote「2021年を新たな挑戦と行動の年にする!」にも記載しましたが、渡英してちょうど1年が経ち、仕事も日常生活もコンフォートゾーンとなり、「今の延長線上でのチャレンジや継続で本当にいいのか、自分の殻を破ったチャレンジが必要なんじゃないか」「コロナ禍での在宅勤務、英国ロックダウンによる外出規制からの余った時間やパワーをプラスに変えたい」といった漠然とした想いが日に日に大きくなり、誰かに相談したいと思っていました。

昨年12月にTwitter上で、”アッコーチング”ことプロコーチあっこさん【@akko_supporter】のツイート「いつでも気軽にDMください。あなたの一歩を応援してます」の文章に吸い込まれるように即日コンタクト。

当時は、自分は何を変えたいと思っているのか、将来どうなっていたいのか、自分自身でも整理ができておらず、コーチングを受けることで、抱えている不安や危機感から開放され、ひょっとすると何かを変えることができるかもしれないといった漠然とした期待感だけを持ち、それ以外はほぼノープランであっこさんにコンタクトしました。

生まれて初のTwitter上でのリアルなやり取りと共に、初コーチングセッションを受講。あっこさんの何でも受け止めてくれそうな包み込むような雰囲気の中で、特に話題を限定せずに自分の話したい事を気の向くままに沢山お話をした記憶だけが残っています。これがコーチングとの出会いです。


▼10分コーチングとは

あっこさんのセッションの中で、「10分コーチング」というものを初めて知りました。10分コーチングとは、約1か月間、毎日10分間の短いコーチングを継続し、目標達成や課題解決のスピードを飛躍的に向上させることを目的としたエグゼクティブ・コーチ&リーダ育成家の林健太郎さんが考案したプログラムと聞いています。

「1日10分のコーチングを受けることで、残りの23時間50分の思考と行動が変わる!」という謳い文句が心に刺さったのと、2021年を新しい調整の年にすると決めていた僕にとって、1月にこのセッションを受けることで良いスタートダッシュができると感じました。

また10分間の確保は、トイレやちょっとした休憩時間相当なので、日本とイギリスの9時間の時差の壁を乗り越え、仕事との両立も可能と思い、約1か月の10分コーチングに挑戦することにしました。


▼各フェーズで行ったこと

10分コーチングは、最初に導入セッション(60分)を行い、この1か月間に達成したいこと、目標のすり合わせを行ってから18日間の10分コーチングセッション開始となります。最後に仕上げのセッション(60分)で18日間の振り返りを行い、今後の行動につなげていくといった流れです。

10分コーチングセッションの各フェーズ(各週)毎にとった行動を以下に整理しました。

コーチング1週目(1/04~1/08):導入・慣らしフェーズ
・Notesの執筆開始(思っていること、感じていることのアウトプット)

コーチング2週目(1/11~1/15):自分の内省深堀り・思考フェーズ
・Notesの初投稿(FY21を新たな調整の年にすると宣言!)
・Twitter上で知りあった尊敬できる方への初DM(MBAに関する質問)

コーチング3週目(1/18~1/22):意思決定フェーズ
・Versant英語スピーキングテスト受験1回目(現状の英語力把握)
・米国MBA体験セッション・説明会参加
・家族会議1回目
・米国MBAに挑戦する意思決定

コーチング4週目(1/25~2/03):具体的な行動フェーズ
・数年ぶりのメンターとのリモートチャット(MBAについて悩み相談)
・Versant英語スピーキングテスト受験2回目
・家族会議2回目
・米国MBA申し込み完了→入学手続き開始
・Notes2回目の投稿(1か月間のコーチングセッションの総括)


▼思考が始まるマジックワード

あっこさんがコーチングセッションで僕に投げかけた主な問いかけです。
以下の問いかけから思考がスタートし、具体的な行動につなげるということをコーチングセッションの中で繰り返し行いました。

・今日話したいたいことは?話してどんな気分?
・1年後、10年後どんな自分になっていたい?
・意思決定後過去の自分にどんな言葉をかける?
・90歳の自分が今の自分にどんな言葉をかける?
・登山だと今どのあたり?回りに何が見える?
・今の自分は何%の状態?何%だと合格点?等々


▼導入・慣らしフェーズでの気づき

1週目の「導入・慣らしフェーズ」では以下の気づきがありました。

・今働いている会社の環境が良ければ無理に辞める選択をとる必要はない
枠の中と外の両方で活動範囲を広めチャレンジする
自分とのコミットメント、腹落ちすることが大事
・頭でなんとなく思っていることをしっかり文章・言語化することは大事
・良い緊張、良い負荷はプラスに働く
・コーチングは何かきっかけや生き方のヒントを与えてくれる振り返る場所
自分の思考パターンをおさえておくことは大事
・まずは素直にやってみるのが大事
・なりたい自分を演じてみるのも大事
・手当たり次第に使えるものは全て使えばいい
・長期間、果てしなく続くものは途中に目印があるといい
・意思決定に迷う時、挑戦したらどう?しなかったらどう?を考える

▼自分の内省深堀り・思考フェーズでの気づき

2週目の「自分の内省深堀り・思考フェーズ」では、自分自身に関して以下のような気づきがありました。

自分の原動力は「今のままじゃだめ!」という危機感
・自分が真にやりたいことは、自分にとっての価値観は何なのか→人や社会、組織への貢献
・自分を俯瞰して見る(メタ認知)ことは大事
・落ち込んでモチベーションが下がった時、今できるアクションをとにかくこなし達成感を得ることで、早いサイクルで気持ちが前向きになる
・一朝一夕すぐにどうにかなるものではない場合、できている未来の自分をベースにどうありたいかを考え行動にうつしていけばよい
・今一番やらなければならない近々の課題は英語力の向上
・人生の後半生の生き方、ワクワクすることは何かについて考える

▼意思決定フェーズにおける思考

3週目の「意思決定フェーズ」で、米国MBAへの挑戦を意思決定しました。「やるなら今しかない、このラストチャンスを逃したら先はない」ですこの危機感が、以下のような挑戦に対する不安や制限事項を上回った瞬間が意思決定時の自分の思考だったと言えます。

 ・〇〇〇万円の高額一括投資
 ・家族の理解、家族への負担
 ・週30時間以上の学習時間を確保できるのか
 ・約3年間やりきることができるのか
 ・授業内容についていけるのだろうか
 ・未知の分野に関して英語で対応できるのか

この意思決定に到達するには、自分の内省を深堀りし、深く思考する必要があり、そのための「時間の確保」と、「自分を俯瞰して見ること」これらをサポートする「心から信頼できるコーチ」が不可欠だったと思います。


▼未来に向けての具体的な行動フェーズ

4週目の「具体的な行動フェーズ」における行動は以下になります。

・4月入学をめざし、退路を断ち(支払い完了)各種手続きを推進
・毎月月末にVersant英語スピーキングテストを受験(習慣化確立)
・毎日の朝活英語学習(大学授業開始前の3月末まで目標3時間)
・朝活時間の効率化(朝のルーチン、Twitter利用の見直し等)


▼良かった点と改善すべきと感じた点

【良かった点】
大きな意思決定ができた(米国MBA挑戦)
・英語学習のモチベーション維持として毎月Versant受験を習慣化できた
・自分自身の思考パターンを整理できた(不安・危機感→とにかく行動)
・短期的と長期的の課題とアクションを整理することができた
・3年後の未来の自分の姿をイメージすることができた

【改善すべき点】
・10分コーチング以外の23時間50分にもっと思考を働かせられたはず
・毎日のセッション後に思考の整理とアクションを自分なりに立てるべき
・毎日話す内容が限定的。もっと別の話題から思考を広げることもできた  
  「仕事における成長」にフォーカスしていたため、英語力の向上と
  米国MBA挑戦、会社の枠の外の活動を広げるといった話題に終始。
  別の話題から思考を広げることもできたはず。
・10分といえど平日毎日、約1か月間継続するのは大変
  自分を変えたいという高い意識でのぞむことで効果があることは確か。
  しかしながら、コーチング期間中に新たな行動や思考を継続し続け、
  変わらなければという思いが強くなってしまうと3週目、4週目あたりか
  ら相当しんどくなってくる。びっくりするように目に見える大きな改善
  や成長が毎日起こるわけではない。
 
約1か月の10分コーチングを終え、具体的な今後のアクションが明確になり始めたら、月1回もしくは隔月くらいのセッションに切り替える、もしくは一旦は自走に切り替えてみて様子を見るのがいいように思います。


▼コーチングセッションを終えての率直な感想

僕の場合、コーチングセッションを受ける前と今とでは、米国MBAにチャレンジするという大きな意思決定と、直近の課題である英語への向き合い方(定期的なテスト受験の習慣化等)、自分の思考パターンの把握やコーチング的なコミュニケーションの習得等、目に見えるアウトプットを得ることができたため、投資対効果の観点で非常に満足しています。

一方で、もしコーチングを受けていなかった場合に、同じような意思決定や思考を行えていたか、コーチングを受けたとして今回のように目に見えるアウトプットが得られなかった場合にも満足度を得られていたかは正直わかりません。

しかしながら、以下の2点は確実にコーチングセッションを受けることで実現できるものだと言えます。

・自分の内省を深堀りし深く思考する時間を「コーチングセッション」という形で確保できる 
・確保した有限の時間の中で、心から信頼できるコーチに、自分を俯瞰して見ることを支援してもらいながら自分自身の思考を深め、その結果、意思決定や行動に落とすことができる


「自分が大事にしている価値観が何なのか、自分の人生をかけて何をしたいのか、そのために今本当に何をしなければならないのか」時間を確保して思考を深めることで、100%クリアにはならないけれど、50~60%くらいは今まで見えてなかったものが見えるというのが僕の感覚値です。

そして、利害関係のない、心を許せる信頼できるコーチの存在は不可欠だと思います。「これまで〇〇〇人と〇〇時間のコーチングを経験してきました!」「私があなたの人生を変えます!」といった百戦錬磨の熱血コーチではなくて、両親や兄弟のように寄り添ってくれて、この人なら悩みを打ち明けたい、自分の成長を見守っていてほしいと思えるようなコーチです。僕のコーチのあっこさんには、母のような温かい雰囲気がありました。

以上が、この1か月間のコーチングセッションを終えての率直な感想です。

▼最後に

これから、本業を行いながら、4月の米国MBA入学に向けての手続き、約3年間のMBA生活に向けての準備を行っていきます。10分コーチングで得た思考や行動パターン、習慣を継続しつつ、更に日々成長していきたいと思います。(2月20日現在、米国MBA入学出願の必要書類の提出を終え、英文会計やアカデミックライティング等のプレ講習を受講しながら入学合否待ちの状況です。)

最後まで読んで頂きましてありがとうございます。今後もマイペースでNoteを投稿していきたいと思います。引き続き宜しくお願い致します。



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