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将来デンマークで日本食レストランを経営する話

先日紹介したように、デンマークでは競争教育は盛んには行われない。 

このことに興味を持った私は、隣人のKarlaにこんな質問をした?

「自分と他人を比べることについてどう思う?」

Karlaは真剣に私の話を聞いてくれた。そして、こう答えた。

「人と自分を比べることは、とっても人間らしいことだと思う。ただ、誰にでも苦手なこともあれば得意なこともあるでしょ。私は数学が苦手だけど言語が得意。だから、特定の分野で劣っていることがあっても全く落ち込む必要はないと思うよ。人それぞれ、違った良さがあるのだから。」

なるほどなと思った。彼女は続け様にこう言った。

「例えば、Ryuなら料理が上手じゃない。Ryuにも苦手なことはあるかもだけど、Ryuほど料理が上手な人はそうそういないよ。だから、デンマークで日本食レストランを開いてみたら?そうしたら私毎日通うよ!」

話を側で聞いていたFerozとKarolisも反応する。

Feroz「そりゃいいね!もしRyuが日本食レストランを始めたら、僕のYouTubeで紹介するよ。」

Karolis「僕も、Instagramで君を紹介するよ。素晴らしい日本人シェフがいるってね」

この時、自分は温かいキッチンメイトに恵まれているということを実感できた。

日本が経済的に貧しくなる一方な今の状況を考えれば、いつか日本を脱出し、デンマークで店を経営するのも悪い考えではないかもしれない。

もちろんすぐにはできないだろうし、何十年先になるかはわからない。夢のまま終わるかもしれない。

しかし、いつかこのデンマークの地にそういった形で恩返しできる日が来るといいな。

そんな風に思った。

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