東大生一人旅🇲🇦サハラ砂漠があまりにも雄大すぎた【モロッコ・マラケシュ②】
こんにちは。
5日目の記録その②です
その①は↓より
サハラ砂漠に出発
ツアーに遅刻するという失態を犯した私。
罪悪感に耐えながらバスは出発。
最初の方はショックとか疲労とかで頭の中がぼうっとしていた。
しかし、出発して小一時間ほど。運転手さんが、景色の綺麗なフォトスポットで下ろしてくれる。
一面に広がる自然に囲まれながら、改めて自分がこれから凄いところに行こうとしているということを実感。
そういえば朝ごはんを食べてなかったので、すぐそばの売店で売られていた菓子で朝食代わりに。
良い景色を見ながらお菓子を食べていると、自然に気持ちも回復してくる。
これだけの自然に囲まれるのは、数ヶ月前にアイスランドに行って以来だろうか。
自然の力は偉大だ。
アイットベンハドゥの集落
その後も、何回か絶景スポットで写真撮影を挟みながら、バスはアイットベンハドゥの集落へ。
世界遺産にも登録されている、ベルベル族が作った要塞の村。
有名映画やドラマのロケ地にもなっている模様。
二泊三日のツアーならば、もっと時間をかけて頂上まで向かうみたいだが、私は一泊二日のツアーだったので、ここの観光は簡易的。
それでも、なかなか面白い世界を堪能できた。
昼ごはんはすぐ近くのカフェで。
色々メニューはあったけど、伝統的なモロッコ料理であるケフタタジンを選択。
ケフタはモロッコ流のミートボール。タジン鍋は、特殊な高い(物理的に)陶器で作られた、煮込み焼きのような料理。
ミートボールといえば、スウェーデンやデンマークなどの北欧も有名だけど、モロッコのミートボールは粒が細かく肉肉しさがある。
スパイシーでパンにも合って美味しい。
ツアーガイドからの衝撃の一言
その後も、途中何個かフォトスポットで休憩しながら、目的地までバスで移動
ここからはラクダで砂漠の中を移動するのだが、ここで非常事態発生。
腹が痛い…。
何も悪いものを食べた覚えはないのに、何故か腹が痛む。
恐らくだが、連日の脳筋スケジュールが祟って身体に相当な負荷がかかり、胃腸炎になってしまったのだろう。
流石にこのままじゃラクダに乗るのも一苦労なので、ツアーガイドにこの辺にトイレはないかと尋ねてみる。
すると、
「その辺の木の側でしてきていいよ」
ん…???
マジで言ってるの?
ガイドさんの目を見る限り、冗談とかではなく割とガチで言ってるっぽい。
まぁ確かに砂漠ならその辺に糞尿があっても誰も気にしないし、その内分解されるから、むしろ良い養分になるのかもだけど…
一瞬マジでどうしようか考えましたが、流石にその辺で野糞した身体でラクダに乗るのは、ラクダに可哀想なので、何とか我慢することに。
幸い、衝撃の提案だったおかげで多少便意も治りまった気がする。
サハラ砂漠に気付かされること
気を取り直して、このラクダに載って砂漠を移動することに。
名前はホフホフと言うらしい。人間慣れしていて大人しく良い子。
ラクダ使いの方とも挨拶を済ませ、いざサハラ砂漠へ
これは感無量…
写真では切り取れない、というような表現があるけど、360°どこを見渡しても一面砂漠という光景は、本当にその場その空間でないと味わえないような感動を与えてくれる。
一面砂漠で虫などの生物もいないため、辺りが本当にシンとして静か。
聞こえるのは自分の鼓動とラクダの足音のみ。
雄大な自然に囲まれると、自然からしたら僕たち人間なんてちっぽけな存在に過ぎないんだろうと改めて実感される。
僕たちは人間社会で生きている以上、そこで起こるトラブルに頭を悩ませることはどうしても避けられない。
ただ、自然からしたら人間社会のスケールなんかあまりにも矮小で、人間社会での価値なんてたかが知れてるのだろう。
自然は僕たちをあらゆる人間社会の悩みから解放してくれる。
そんな風に思えた。
フレンドリーなラクダ使いに写真を撮ってもらいながら、ラクダで移動すること小一時間、宿泊予定のテントに到着。
砂漠の中のテントなので、クオリティはそこまで期待してなかったが、シャワートイレは清潔で、テントも広々しておりベッドも快適。
更に、1人部屋というのが最高に嬉しい。
基本的に今まで旅する時はドミトリールームに泊まることが普通だった。1人部屋での宿泊なんていつぶりだろうか。
Wi-Fiは繋がらないが、折角サハラ砂漠まで来たのだ。スマホの画面なんて気にせず、のんびり自然を堪能しよう。
夕食を終えた後は、モロッコの伝統的なダンスのような儀式を皆んなでやっているみたいだった。
しかし、ここ最近の心身の負担や、胃腸炎になっていることを考えれば、ここは無理せず休んだ方がいいと判断。
久しぶりの1人部屋でゆっくり寝られる。
明日は早くに起きて朝日を鑑賞する予定だ。
今度こそ寝坊しないようにしよう。
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