美容師としてこれからどう生きたいのか?


みなさん、美容師は好きですか?

カットは好きですか?
カラーは好きですか?
パーマは好きですか?


美容道をひたすらに進み、まっすぐに生きて来た人なら

嫌いな人はいないでしょう。


大好きな技術。



ですが、こだわればこだわるほど、

時間と商材費をかけてしまいがちではありませんか?


普段、店舗に属しており、自分にアシスタントをつけて、会社の経費で仕入れた商材を使える環境にあれば、全く問題はないでしょう。


ただ美容師から経営者に変わった瞬間、美容師としてこれまでと考えを変えずに経営してしまったら、大変なことになります。


雇われ美容師なら、

新色のカラー剤が発売された時に、

「店長!使って見たいんですけど〜」

簡単に仕入れてくれます。


ブリーチとカラーのメニューをして、

「この色はおれにしか出せないな〜!」

と、時間と手間をかけて出したキレイな色。


美容師として生きるなら、全然問題ないと思います。


ですが、

同じことを経営者になってもできますか?



商材を仕入れたら、売らないと赤字ですよ。

施術時間の読めないメニューをして次の予約を取れますか?


むしろ、白髪染めが8割しめるカラー市場で、少子高齢化も進んでいる中、オシャレ染めにそこまでこだわる必要がありますか?


※もちろん、否定するつもりはありませんし、ターゲットとしている顧客の8割以上がオンカラーのオーダーをいただけるのであれば、時間と手間をかけて、相当な単価設定をしてください。



今回は上記に該当しない場合の話。


これからも美容師として生きたいなら

店舗に属して、徹底的に美容を楽しめばいい!

と思ってます。


というのも、

在庫が増えても、店の責任
客を待たせても、店の責任


というか、

店が潰れても、借金を背負うこともありません。


美容室は星の数ほどあります。

再就職先は、いーっぱいあるのです。


ですが、

自分が経営者になった時に

自分のやりたい施術ばかりしていても

在庫が増えるだけ。


メニューが若者向けなのに、来る客は白髪染め。

特に、地方は高齢化が加速しているので

今流行りの高発色カラーは、圧倒的に少数派です。


美容師として、生きたいのか?
経営者として、生きたいのか?


同じ技術者ではありますが、中身がかなり変わります。

そこを踏まえて、自分のやりたい美容業は何か?

これをしっかり考えた上で、独立を考えた方がいいかと思います。


【自分はこんなお店を作りたい】

ではなく、

【お客様が来るお店を作らないといけない】



私は、「経営者として生きたい。」

そのための美容師免許を使い、この業界に戻りました。

キャリアが少なく、よその世界に身を置く時間があったから

このような考えになったんだと思います。


これからの美容師としてどう生きるか?

人生を考えるきっかけになっていただけたらうれしいです。


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