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コミュニケーションの始まりは相手への興味・関心だと思う。
語彙の少ない幼い子や乳幼児を保護をする立場の人は、子どもの顔色、表情、視線、しぐさ、歩き方、声色、身に着けているものなど、あらゆるものからどんな気持ちなのか、何を欲しているのか、という相手が伝えたいことをくみ取ろうと努力する。
しかし、子どもが言葉を覚え始め、人に伝えることが出来るようになると、途端に察することをやめてしまってはいないだろうか。

コミュニケーションは相互理解。
お互いが向き合い、そう、まるでキャッチボールをするかのように言葉を投げ、受けとるを繰り返し、気持ちを理解しあうこと。
そのボールが白いボールであったら、白いまま相手に返す。
赤いボールであったら、赤いまま返す。

☆今日は寒いね~(自転車通勤の同僚)
▽ほんと寒いね。自転車で来るの大変ね。(自家用車通勤の私) 
☆うん。でも、冬のきりっとした空気、好きなんだ♪
▽へえ。寒いけど、冬の空気好きなんだね^_^   (実体験)

相手の言葉をそのまま繰り返す、言い換える、気持ちをくみ取ることで、話す側は、思考を遮られることなく自由に言葉を発することができる。そして、言葉を受け止めてくれた側に対して好意を持つ。親子でも、友人同士でも、職場でも、教育の場でもこれは同じだ。

言葉は、とても大きな力である。
でも、そもそも伝えたいことや表現したいことが相手に受け入れられないかもしれないという不安があるとしたらどうだろう。湾曲した表現だったり、何も言わなかったりするのではないか。
伝えない方が悪い。と思われがちだが、どんな言葉も一旦は受け止めてもらえるという安心感は大切だ。安心感はお互いの信頼も育んでいく。たとえ攻撃的な言葉であっても、その言葉の裏にある悔しさや哀しみを想像することで、寄り添えることが出来るかもしれない。


何気ない会話の中で、相手に興味をもって観察してみる。
きっと、その奥にある相手の感情にも気付いていける。

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