枯れ葉

アキ・カウリスマキ監督の作品を初めて観ました。

フィンランドが舞台で、俳優もフィンランドの方と思いますが、独特の雰囲気を醸し出しています。

セリフも、どちらかと言うと棒読みで、もしかしたら、ドライブ・マイ・カーの濱口竜介監督もやっていたように、棒読みすることにより、俳優に感情がこもるということなのか、などと思いました。

主人公の男性は、アル中ですが、そう簡単にはアルコールはやめられないですよね。酒を飲むのは、飲まざるを得ない事情、ストレスがあるからなはずで、いくら好きな女性からやめろと言われても、やめられないですよね。それは実感しています(笑)きっと北欧は強い酒を飲むので、アル中の問題は深刻なのだろうと想像しています。

主人公の女性は、淡々としていますが、後になって、実は抱えていた家族の問題が示唆されていました。なるほどって感じで、そういう見せ方があるのだと思いました。

女性が飼っている犬は、犬種は分かりませんが、オオカミっぽい感じで、北欧に特有の種類なのでしょうか。

中年男女の恋愛を、ドロドロにではなく、さわやかに描いています。名監督と言われるカウリスマキ監督の作品をこれからもっと観てみたいと思います。

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