見出し画像

部員ブログの存在意義

どうも、部員ブログの中の人です。

本日をもって今年の部員ブログリレーが終了しました。
今年の部員ブログはいかがだったでしょうか。

楽しんでいただけたら、部員のまだ見ぬ姿を感じ取っていただけたら、部員のファンになっていただければ非常にありがたいです。

↑のリンクから、今シーズンの全員分のブログをまとめて見ることができます。





ではここで突然ですが、中の人が選ぶ今年の「部員ブログベスト3」をお伝えしようと思います!!



まずは第3位!






1年の平瀬大くんです。

おバカでちゃらんぽらんな平瀬くんなので、正直全く期待はしていませんでした。
部員ブログの順番も適当にぶち込んだって感じ。

で、蓋を開けてみれば、なんとまあ素晴らしい文章…
バカにしていてごめんなさい…

怪我もして、いろいろ苦労した人間だからこそ綴れる本音のような気がしました。
長期離脱から実践復帰したので、今シーズンのパフォーマンスには大いに期待していますよ。






続いて第2位!






4年の千葉健太くんです。

Twitterいいね数リツイート数ともに田部井悠に甘んじて第2位となっていますが、個人的にはめちゃくちゃ好きな文章です。泣きました。

平瀬にも共通していますが、苦労人だからこその葛藤を飾りっ気なくありのままに表現してくれたことが良かったのだと思います。

ただ、4年の初っ端に抜擢したら、その後多くの4年生が千葉くんと同じテイストで部員ブログを書いてきて、千葉くんの二番煎じ感が否めなかったのは事実。笑
でも、それくらい影響力のある人物であり、影響力のある部員ブログだったと思います。






最後に栄えある第1位!






2年の田中雄大くんです。

理由は、個人的にお気に入りの人物だから…
ってのは半分嘘で半分ホント。

でも、(上から目線で評価すると)「人間的成長」が見られたブログだったと思います。

プロを目指す中で、「サッカー」で頭がいっぱいになってしまうのはよくある事。
だけど、雄大の中に「サッカー」以外の評価軸、アピール軸ができたように思います。作り出せたように感じます。

それが、僕が感じる「人間的成長」。

こういう選手には是非ともプロになってほしい。
応援したくなる選手です。






ちなみにですが、特別賞も発表します。



1年の生方聖己くんです。

19:00にリリースしたいと前々から言っていたのに、18:30過ぎに約7000字の文章を送ってきやがった怪物です。

回顧録で、これと言った内容はぱっと見ないけれど、感じるものはたくさんありました。

今回は約7000字でしたが、どうやら本当は2万字くらい書こうとしていたらしいので、
今回は特別に、なななんと!
オフシーズン中の特別企画として、生方くんの部員ブログの続編を約1ヶ月に渡って連載形式で載せていこうと思います!
皆さんお楽しみに〜


多分この文章を読んでいるであろう生方くんへ。
早く原稿出してね。







そんなこんなで、やっぱり部員ブログはやって良かったと思う。心の底から。

「書きたくない」「書くことがない」という反対意見もあったが、結局やることにした。やらせてもらった。

この部員ブログというものは、他の大学でもやっているものの、早稲田の部員ブログは一味違う。
これは日記ではない。今年1年の振り返りや今後に向けた薄っぺらい決意・目標なんかを書かせたものでもない。
部員ひとりひとりの心の内を赤裸々に綴った、心の叫びだと。


当然、選手個人のことをもっと周りに知ってもらいたくて、そのためには「自分がどんな人でどんなことを考えているか」を明らかにすることは非常に大事だと思い、プロモーションの一環として部員ブログをやろうと思ったのは事実。

ただ、本質はそこだけではなくて。僕が部員に求めたかったのは、
「部員ブログを書くという作業を通して、自分自身と向き合い、自分の想いや考えを形にして表現すること」である。


大学を卒業して社会に出れば求められるのは「結果」。
常に何かを表現し続けなければならない。
これはプロに行こうが、企業に就職しようが一緒。
だから、その準備段階と言っては少し誇張しすぎているかもしれないが、「自分の想いや考えを形にする」という能力を鍛えてもらえればとも思ったのである。少々おせっかいだが。

そう、部員に対して宿題を課した訳である。

自分の説明も少し足りなかったと思うけど、
今回の部員ブログのテーマは、綺麗な文章を書くことでも、SNSでいいねやリツイートを稼ぐことでもなく、
自分自身と向き合い、その結果溢れ出てきた「心の内」をすくい取って文字にすることである。


そんなこんなで今年も素敵な部員ブログリレーが完成した訳だが、今回の部員ブログに対して真剣に取り組んでくれた部員は、これから先、社会に出ても活躍できると思う。何となくだけどそう感じる。
逆に、「文章書くの苦手だから」とか言って適当にこなした人はおそらく今後消えていく。例え文章を書くことが求められないプロの世界に行ったとしても。

なぜか。

部員ブログという、自分を知ってもらう絶好のチャンスをフイにしてしまう。
セルフプロデュースのチャンスであることを見極められない。
部員ブログを書く作業を通して自分と向き合うことを放棄してしまう。
こなせばいいものだと思って、上っ面な綺麗事で済ませてしまう。


この部員ブログを通してファンが増えるかもしれない。
企業の方から声がかかるかもしれない。
新たな仲間を増やすことができるかもしれない。

チャンスはどこにでも転がっている訳で、それを生かすか殺すかは個人の自由。

でも、せっかく1万人近いフォロワーを持つ公式Twitterでシェアされて、HPにも掲載される部員ブログをなおざりにしてしまうもは、非常にもったいないと思う。

社会に出れば、自分でチャンスを掴みに行かないといけない訳で。
営業を思い浮かべてもらえればよく分かると思う。
自分たちに見向きもしない相手を振り向かせないといけない、これはかなりの重労働。
でも、部員ブログは自動的に1万人にシェアされると。外池さんの「いいね〜」シェアも含めればもっとかな。

画像1

てな事で、部員の皆さんにはもっと部員ブログをうまく活用してほしいですね。






最後に、部員各位へ

みんなが見ている訳ではないと思うけど、事前に宣言しておきますね。
あのnoteアカウントは部員ブログを載せるためだけに作った訳じゃありません。
「部員の心の内を明らかにする」ことがあのアカウント作成の意図です。
なので、それに基づいて今後もガンガン企画を回していきますよ。

早速ですが、新シーズンが始まったら、共通の話題を持つ部員何人かでグループを作って座談会を行い、それをインタビュー記事として掲載しようと思っています。

プロを目指す人は取材、就活をする人は面接の練習台にでも使ってもらえると。

これまでの部員ブログはじっくり考えて文章を書き上げる作業でしたが、
今度は瞬時に考えて自分の考えを分かりやすく形にすることが求められます。

求められるのは、「機転を利かせること」

自分が用意していた言葉、自分が知っていること、自分の興味のあること以外のことを聞かれたとしても、そのイレギュラーに即座に反応できるかどうかです。

おそらく、部員全員がこれを完璧にこなせるようになったら、早稲田大学ア式蹴球部の社会的価値は格段に上がりますし、「サッカー人」以外にも優秀な人材を毎年輩出できる素晴らしい組織へと生まれ変わります。

これこそがまさに、「日本をリードする存在」でしょう。


いきなりうまくいくとは思っていません(僕も言語化は下手くそなので)。
失敗してもいいので、ビビらず、ドンと待ち構えてもらえればと思いますね。


最後に、
来年も部員ブログはやる予定なので、今のうちからネタは考えておいてくださいね。笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?