悪徳留学エージェントが多い?

こんにちは。留学アドバイザーのSAです。

留学を考えている方の大半は、留学エージェント選びに迷っているのではないでしょうか?留学は年々一般化していると思いますが、なかなか周りに留学経験者が溢れているという状況でもないでしょう。

中高生あるいは大学生であれば、英語の先生に「留学経験者を紹介してください」というのがいいでしょう。学校に5人くらい英語の先生っているでしょ?1人くらい経験者の知り合いいることでしょう。そこから経験者を紹介してもらって芋づる式に話を聞きましょう。そうやって留学の経験談、留学エージェントへの理解を増やしていくのがいいのではないかと思います。

留学エージェントというのは、個人営業主あるいは少人数で運営しているケースも多く、大半は5~10人以下のスタッフかと思います。100人を超えるような留学エージェントは日本には数少ないかと想像します。

極論、留学エージェントというのは、1人でも始められるお仕事かもしれません。そういう意味では長い歴史があるというのは、一つ見極めポイントかもしれません。(あくまで確率論ですけど。)

そうですね、20年やっていれば長いほうだと思います。最低でも10年くらいが見極めポイントかなと思います。


良いレビューと悪いレビュー

ただ私も留学エージェントとして、年間に数百人という人とやり取りして思ったことなのですが、留学といってもそれぞれ考えていることは一緒ではありません。しゃべり方がとっても真面目で、メールの返信も速く、日本でも勉強が得意だったであろう人もいれば、その対極的な方もいらっしゃいます。

例えば、フィリピン留学に行って、好奇心で薬物をした人もいました。もちろん、語学学校から退学を命じられました。異姓の部屋に行ってはいけないルールを破ってイエローカードを貰ったケースなんてのも。(2回目はレッドですね。)


他にも、留学先でのタバコの値段が高いということで、日本の親から送ってもらったというケースがあるのですが、当人の年齢が18歳未満と日本でも法律違反なのに、それに加担している親もいるくらいです。

話し少しそれますが、女性姉妹二人で一緒に留学相談に来たケースがあるのですが、スタッフの言葉に対しても反応が良く、とってもハキハキしていた妹と、ほとんどリアクションのない、興味がなさそうな姉だったそうです。誰が見ても妹が申し込みそうなものですが、実際に申し込みをしてきたのはお姉さん…みたいなこともあります。(…でやっぱり滞在中も少し騒ぎがありました。)

年間何百人という人を扱えば、いろんな人がいます。

行いの良くない生徒に対して、毅然とした態度を取ったのだが、逆恨みみたいな形や勘違いで悪いレビューを書かれることもあります。現実で感謝されても良いレビューを書いてくれることのほうが少ないです。

例えば、10年以上の歴史があるのに、悪いレビューが2~3割もある。逆に考えれば、そんな不満ばかりなのに、どうやって経営が成り立つのでしょうか?とも思います。

もちろん留学エージェントも人ですから常に適切な対応をとれるとは限りません。最適な対応が取れなくて相手に不快な思いをさせることだってあるでしょう。多少はお互い様でもあります。

まぁ、留学エージェントを使った大半の方は可もなく不可もなく、悪い印象を持っていないと思います。不満を抱いているのは圧倒的に少数派ではないかと思います。

にもかかわらず、「留学業界には悪徳エージェントが多い」という根拠のない不安を持たれるのは、いささか残念ではあります。

悪い噂は良い噂よりも早く広く広まものですから、インターネットの怖い部分でもありますね。先日も書きましたが、留学経験者の体験談をみても、永く住んでいる人からいわせてもらうと、それって正確じゃないよなぁって思うことありますからね。


しっかり自分の希望を伝えること。

こんなこと言ったら笑われるんじゃないかなって思わず、自分が望んでいることを留学エージェントにはっきり伝えることかなと思います。それがお互いの齟齬をなくす良い方法です。

「悪徳エージェントに騙されたくないです」でもいいでしょう。「高い保険に入りたくない」っていうのならそれでもいいです。「予算がこれだけしかない、かけたくない」でもいいです。

先ほども書きましたが、留学エージェントに相談が来る方は、特に勉強が得意な人ばかりではありません。仕事に疲れてちょっとお休みしたいという気持ちの人もいっぱいいます。留学というよりも、海外生活体験という人の方が圧倒的主流派です。

反対に一生懸命勉強したい。少ない予算だけれど最大限の結果を残したいでもいいです。

もちろん自分の希望に比べて、予算が少ないことも珍しくありません。とはいえ、こんなこと言ったら無理難題と思われて、馬鹿にされ、笑われるんじゃないかって思いすぎる必要もありません。

笑われて嫌な思いをしたら、違う留学エージェントをあたって、真剣に答えてくれるエージェントさんを探しましょう。


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