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新卒で海外大学院を目指すワケ

「なぜ新卒で海外大学院を目指すのか」


総論
・海外で働きたいから
・多くの日本人がやけに海外大学院卒をめちゃくちゃ凄い事だと思っているから
・大学卒はいっぱいいるけど、大学院卒ってあんまりいないから
・英語の話せない30、40代と20代前半では印象が違うから
・責任が生まれる可能性があるから
・日本の生活に慣れてしまうから



新卒で海外大学院に行かない方が良いという見方


その理由を説明する前に、大学卒業後すぐ大学院に行かない方が良いという主張を残しておく。また、こっちの方が多数派だと思う。

私が、海外大学院を志した時に、このアドバイスをしてくれた大人たちが沢山いた。
日本ではいわゆる「新卒の切符」と言うものがある。それを使ってからでも良いじゃないか。大手企業に入れる人生一度のチャンスを捨ててまで行く必要があるのか?

その上、心から自分のやりたい事と思える事がまだ定まってない。そんな中で、専門的な研究をする大学院に行っても意味がないだろう。お金の無駄になるかも。

大学院に行くべき人とは、自分の中に確固とした疑問や解決したい問題があり、そのために学問をしたいという人だ

と、ある東大の教授が言っていた。

3年くらい働いてみて、自分の道がある程度見えてからでも遅くないと思う。そして、そのようなキャリアで海外の大学院に行っている人もネットでよく見かける。

それに、社内制度で大学院に行けたみたいな話もよく聞く。お金もそんなにかからず行けるのは魅力的だ。


でも、それを理解していて、なぜ「今」行きたいのか?



・海外で働きたいから


これは最もシンプルで、今私の夢がこれだから。はっきり言ってまだふんわりしている。やりたい事を探しに大学に入り、見つからず休学して海外にも行ったけどそれでも分からなかった。

ただ、高校生くらいから思っている海外で働いてみたいという気持ちだけはずっと残っていて、去年の留学を機にその気持ちは更に強くなった。

・多くの日本人がやけに海外大学院卒をめちゃくちゃ凄い事だと思っているから


人間誰しもよく見られたいという欲はあると思う。「海外の大学院に行っていた」と日本人の友達に言ったら「凄い!」と言ってくれる人も多い。実際、入学のハードルはそこまで高くないし、はっきり言って誰でも入れる大学ばっかりだ。でも、それを知らない人からしたら俺の事を凄い人だと思ってくれている。それってこの先色んな所でプラスになるな、と思った。

・大学卒はいっぱいいるけど、大学院卒ってあんまりいないから


少し、悲観的な想像だが、AIの急激な発達で人間のほとんどの職を奪われた場合、多くの人が新たな職を探すだろう。その時の転職活動、特に40、50代でする時に、大学院卒の方を取りたくなるかなと思った。これは、30代とかで大学院を卒業していても変わらないのかもしれないが、その機会に恵まれなかった場合を考えると今その資格を取っといて損は無いなと思った。

・英語の話せない30、40代と20代前半では印象が違うから


どこか日本の会社に入り、「やっぱり海外で働いてみたい!」と思った時にはそこからかなりの努力が必要だろう。その上、ある程度の歳を食ってるから流暢でない英語は同僚に失望されてしまうかもしれない。
でも、これが同じ英語力でも「若さの特権」というものがあると思う。自分が日本の企業の社長だとしたら、日本語があまり上手じゃない40代は要らないと思うけど、20代なら将来性を見越して取る気もする。また、今までの経験上、年上外国人から気に入られる事も多かった事から変な自信もある。

不思議だな、「若いから許される」。それで良いのかなと思ったりもするけど、そんな経験を多くしてきたから大事だと思う。

英語ネイティブじゃない以上、完璧な英語になることは不可能だと思っているので、少しでも若いうちから挑戦しておくことに意味があると思う。

・責任が生まれる可能性があるから


このまま日本企業に入り、ある程度会社にも慣れ、何かの責任者を任されたりするかもしれない。そうなったら「今年は辞めれない」とか「このプロジェクトが終わるまではやらないと」とか考えてしまう。責任感とか義理人情で育ってきた学生時代だったから、いくら自分が海外でこれをやりたい!と思ったとしてもその根底にある性格は抜けないと思う。

それにプライベートの面でも結婚とか、子供が出来るとかなるともっと面倒だ。そしてそうなるとほぼ100%無理だろう。

・日本の生活に慣れてしまうから


3年働いて海外大学院に行く

これが理想であったが、俺には無理だと気づいた。確固たる信念を持って、その夢の為に3年間遊びも断り、休み返上して勉強して、彼女も作らない。

私には不可能だ。そして、そんな人生は楽しく無い

何かの為に長期的な計画性を持ってやる事も大事だけど、今を捨てるのは勿体無い。


今、近くの目標に向けて努力して、全力で楽しむ事が、「後悔せず死ねる唯一の方法」だと今の私は思う。


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