性加害疑惑で現在活動休止中の松本人志さんだが、個人で文春を相手に訴訟、損害賠償と謝罪広告の掲載等を求めているようだ。

様々な見解がなされているが、松本さんと文春の両者が引かない状況から、何となく文春側の優位性は否めないと感じる。

テレビのために戻ってきて欲しいという声

松本さんが支えていたテレビ番組は多く、どうやら視聴者の中には松本さんがいないテレビ番組に寂しさを感じているようだ。

また、制作側にも影響はあるようで、休止前収録の放送は異例の番組スポンサーの「提供表示なし」の事態に見舞われている。

MCなど重要な立ち位置にいたためか、出演者の変更も苦しい状況のようだ。

あらゆる視点から松本さんの帰還を望んでいるようだ。

性加害疑惑とテレビ界は別

しかしながら、テレビが面白くなくなるからという理由が多いように感じるが、それとこれは別であるべきだ。

エースが停学処分になったために野球部の甲子園進出が叶わないからと言って、決して学校側の責任ではない。

今回も、たとえ昔の事案とはいえ、松本さんの行いが災いとなったにすぎない。

性加害疑惑に関係ない部分で擁護する人が多いようだが、それは大きく間違っていると思う。

焦点は性加害の事実があったかどうか。

そもそもテレビとは

そもそもテレビとは誰かによって支えられるようではまずい。

ネットとの大きな違いはそこだ。

ネットは視聴者が自分から「見る」という能動的行動を伴うが、テレビは視聴者がテレビをつけても見るものは決まっており、比較的受動的だ。

つまり、ネットは見るものを選べるが、テレビはネットより選べない。

だから今回のように松本さんなくては成り立たない番組制作、または視聴者にそう思われてしまう事実はテレビ業界の弱点であり改善すべき点だろう。

最近のテレビはコンテンツの弱さや、テレビ離れなどがささやかれているが、それは事実で、それゆえ、コンテンツ制作への熱量が大きく失われつつあると思う。

そもそもテレビは出演者を軸にするのではなく、もう少し視聴者側に軸足を置くのもいいのではと思う。

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