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水族館がすき

今日は平和な話を書こう。水族館が好きだというお話。

水族館が好きで、まあまあよく行く。友達や恋人とも行くし、女の子との最初のデートにはよく水族館なんてどう?と提案する。ひとりでふらっと行くこともあるくらいだ。

水族館の原体験は、子どもの頃に行った、地元香川県にある屋島水族館だ。入ってすぐのところにあった大きな水槽にいた大きなピラルクーとアロワナの衝撃は今でもはっきりと覚えている。当時は何も知らなかったが、屋島水族館は今や世界的な水槽メーカーとして海遊館や美ら海水族館も手がける日プラという香川県の会社が最初に水槽を納入した水族館だったらしい。電気ナマズの水槽にビビったり、他にもたくさんの珍しい魚たちに感動した記憶がある(屋島水族館は2006年に新屋島水族館としてリニューアルオープンしている)。

東京に来てから最初に行ったのは確か池袋のサンシャイン水族館だ。まずイワシがぐるぐる回っている回遊水槽に驚いた。サンシャイン水族館は頻繁に企画展をやってくれることもあって、それからも何度か行った。生きているメンダコを初めて見られたのもここだ。スカイツリーのすみだ水族館はチンアナゴがいっぱいいるのと、たくさんいるペンギンの相関図が面白い。くらげがいっぱいいる江ノ島水族館は、そこから見える海も含めていい水族館だ。葛西臨海公園の水族園も良かった。マグロの回遊水槽が圧巻だったのと、水槽の裏側を見られるのが面白かった。どの水族館もそれぞれ特色があって面白い。まだまだ行ったことのない水族館もたくさんある。

水族館の楽しさって何なんだろうと考えると、シンプルに普段なかなか見られないものが見られる感動なんだろうなと思う。知らない国の知らない生き物、図鑑の写真や映像でしか知らなかった魚たちが目の前で生きて泳いでいる感動。未知との遭遇はいつもワクワクするものだ。もうひとつは水の中を自由に泳ぐ生き物たちへの憧れなんじゃないかと思う。スイスイと泳ぐ魚たちを見て、ふわふわと漂うクラゲを見て、僕たちは決して実現しない水中生活を追体験しているのかもしれない。母なる海への回帰。動物園と比べて水族館の方が興奮よりも癒しを得られるのはそういうことなのかもしれない。

……なんてことを書いていたら水族館に行きたい欲がムクムクと湧き上がってきた。夏も折り返し地点だけれど、どこかで時間を見つけて水族館になど行くのもまた夏らしくていいかもしれない。行こう。

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