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【詩】夕焼けに染まったので

夕焼けに染まったので
ぼくの身体は赤く燃える
てのひらから 足の指先まで
じんわり じんわりと 燃えていく
身体の輪郭が身体から解き放たれて
ぼくの内側にまで入りこんでくるそれは
心臓すらも高鳴らせる
どくん どくん
それは水平線に沈む 
ぼやけた熱気に包まれて
白雲の内にまどろみながら

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