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Yielding Embodiment® Orchestrationワークショップ体験記

Yielding Embodiment® Orchestration Part3のワークショップを終えてから一週間が経った。
翌日すぐに感想を書こうと思ってはいたけれど身体は動かず。
一週間たった今日、ようやく身体が動き出した。
この書くという行為もずっと続いているプロセスの一部なのだろう。

イールドワークのワークショップはいつも印象深いのだが、今回は特にだった。
9月から始まった旅の集大成のような、そんな三日間だった。

最寄駅から歩き慣れた道を会場へ向かう。
会場は田畑さんが長い時間をかけて丁寧に作り上げてきた空間。
その空間にぼくらがお邪魔させてもらう。
そしてぼくらを含めた空間が少しずつ出来上がっていく。
参加者それぞれが無理のない自然なタイミングで溶け合っていく。

三日間で学んだことは沢山ある。
・心地良さのレイヤー
・空間の細やかさ
・素人であり続ける
・自分の状態に気づき続ける
・「松果体」と「肚」
・セッションは相互主観
などなど。

プラクティショナーの時もクライアントの時もオブザーバーの時も新しい体験があり、その度にちょっと興奮した。

クライアント役の時に忖度せずに浮かんできたことをそのまま言葉にできたこと。(自然と適切な声の大きさ、トーン、単語のチョイスになっていたと思うし、プラクティショナーからは言ってもらえてありがたかったと言われた)

オブザーバー役の時は、デモをしている田畑さんが「入った」瞬間が感じられた。

そして、ワークショップの最後にプラクティショナーとしてセッション。
このセッションはぼくにとって二つの大きな意味があった。
まず一つは、未完了のトラウマが完了したこと。
最後にクライアント役をやってくれた方はPart 1でペアを組んだ方、つまりイールドワークのワークショップで初日に組んだ方だった。
その時のセッションでぼくはプチパニックになってしまい、かなり凹んで帰宅した。
そのことがトラウマになっており、それ以降その方とペアになるのを無意識に避けていたと今となっては思う。
その方と最後のセッションで組んだ。
少し背側迷走神経が活性するのを感じつつ、でも自分に集中して自分の心地良さを最優先にセッションを進めていく。
そうこうしているうちに自分の中の恐れは消失し、二人でとても良いセッションが出来た。
トラウマが完了したのである。

そして、もうひとつは「いのち」に触れたことだ。
実はセッション中に涙が溢れそうになっていた。
クライアントの身体が少し光ったような感じがして、言葉にすると「やさしさ」としか言いようのないものがぼくに触れた。
その方の「いのち」に触れたのだと思った。
「いのち」の手触り。
理由も条件付けもない、ただ圧倒的な「やさしさ」に触れたこの体験は、これからのぼくにとってとても大切なものになるだろう。

三日間のワークショップが終了した。
一緒に時間を過ごす中で参加者それぞれの輪郭がはっきりしてきて、そのユニークなプレゼンスそのままに関わり合っている。
その心地良さ。
この心地良さをいろんな人にシェアしたいなと思った。

9月にPart 1に参加させてもらってから、様々な答えの出ない問いを持ち続けてきた。
自分にとってのYielding Embodiment® Orchestrationとは、心地良さとは、統合とは。
これからもずっと問い続けていくのだろう。
その問いに出会えたこと、問い続けられる自分に出会えたことが嬉しい。


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