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#01 【読書記録】 ゼロから理解するコメの基本


1. 読書記録とは

2021年から、読書記録をつけ始めることにする。

続けやすいように、まずは本の題名・簡単な感想・気になった文章のみ。

まずは50冊、続くと良いな。(1週間に1冊読むと、1年間で50冊になる)


2. 本の題名

ゼロから理解するコメの基本

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3. 感想

コメの歴史や作り方から「なぜ日本人は箸を使うのか?」まで

日本人の生活に密着している「コメ」の基本を学べる本。

コメ好きなので、面白かった。


4. 気になった文章

タンパク質を構成する約20種類のアミノ酸のうち、成人は8種類のアミノ酸が体内で合成できないので、食事から摂取する必要がある。=必須アミノ酸
※小児は9種類、乳児は10種類
大豆と白米を一緒に食べると、両者の欠乏している必須アミノ酸を補うことができる。
米の一人当たりの年間消費量は、1969年114.9kg、2008年59.0kg。
コメに生えるカビ=コメこうじ
こうじ菌は菌糸の先端から酵素を出して、培地である蒸米などのデンプンやタンパク質を
分解し、そこでできるグルコースやアミノ酸を栄養源として増殖する。
こうじ菌を利用してできる発酵食品は、清酒・焼酎・酢・みりん・味噌・醤油・甘酒・漬け物床など
米油とは
米ぬかには、油分が多い。この米ぬかから絞ったのが米油だ。
酸化を防ぐ抗酸化成分が豊富なので、熱を加えても油の痛みが少なく繰り返し使える。
米粉活用のヒント
デンプンの量がちがう
小麦粉のデンプン:全体の45%
米粉のデンプン:全体の70〜80%
吸水性がちがう
米粉は、小麦粉に比べて水分をしっかりと含む性質がある。
揚げ物に使うと、衣が薄くてもカラッと揚がる。
タンパク質の性質がちがう
米粉に含まれるタンパク質は、小麦粉に含まれるグルテンを生成しない。
そのため、ダマにになりにくい。
平成24年の水稲の都道府県別作付面積及び収穫量の順位
1位:新潟県     117,500ha  655,700t
2位:北海道  112,000ha  640,600t
3位:秋田県  91,000ha  522,000t
1本の種子から成長した1本の稲の苗は、
秋の収穫には1000から2000粒ものモミをつける。
有機栽培米とは?
農薬が飛来して来ないよう、一般栽培の田んぼや畑から一定以上の距離を置くこと。
灌漑水に化学肥料や農薬の混入を防止する措置がとられていること。
種まき前、2年以上にわたって化学肥料や農薬が使用されていないこと。
全国の有機認定事業者(農家)は約2千人
有機JASほ場(水田)は3100ha。生産量(格付数量)は1万8000トン
コメの総生産量の0.1%。
国内で生産されたコメ(玄米)の約6割が「農産物検査法」による検査を受けている。
受検は任意なので、検査を受けなくても販売はできる。
農作物検査での「品質銘柄検査」を受けて証明のとれたものでないと
「産地・品種・産年」の3点セットが表示できない。
耕作放棄地は1985年までは13万ha前後、1990年以降増加していき
2010年には約39万6,000haとなっている。
これは埼玉県の面積(約38万ha)よりも大きい。
耕地全体に対する耕作放棄地の割合は2010年に10%を超えた。
石はコメの量を示す単位で「大人の人間1人が、1年間に食べる量」を1石とした。
1石はおよそ150キロ。
今のコメの消費量は1人1年で59キロほどだから、昔より随分少ない。
1石は1000合。1日分にすると約3合。昔は1合が1食分の目安だった。
コメ1石がとれる田んぼの広さを1反とする
太閤検地で、コメ1石がとれる面積は300歩(坪)と定られ、300坪が1反となった。

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