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10/21 ABCラジオ浦川泰幸の健康道場プラス 隆祥館書店店主 二村知子の今週の一冊は、絵本作家の降矢ななさんが描かれた「たびにでよう」をご紹介しました。

この絵本を描かれた降矢ななさんは、スロヴァキア在住の絵本作家さんで、
3.11の東日本大震災の時の原発事故で、被災した子どもたちのために
「手から手へ展」という催しをされました。

"手から手へ"展は、子どもの本に関わる日本の絵本作家さんたちが、「3.11後の世界から私たちの未来を考える」というテーマで世界の仲間たちに呼びかけて、作品を募った展覧会です。

日本、スロヴァキア、そしてヨーロッパ諸国からの有志56名が参加し、震災から一年後の2012年3月、イタリアのボローニャで最初の展覧会が開催されました。その後、ブラティスラヴァ、ワルシャワ、アムステルダム、コペンハーゲンを駆け巡り、世界の人々に、作家たちの想いを届けられました。その展覧会が、日本でも開催されました。

そして、その収益をすべて被災地の子どもたちに寄付されました。

原発事故の被害者であったり、常に弱い立場の人に心を寄せて活動されています。

今は、ウクライナ難民の方を、おうちに受け入れておられます。

そんな奈々さんが、1992年にスロヴァキアに、留学される準備をしながら書かれた絵本です。この絵本の中には、当時の奈々さんの気持ち、まだ見ぬ新しい世界への期待や、不安、そして希望が、込められています。


手動式アニメーションのような絵本
素朴で、あたたかい動きを感じる絵本が作りたくてこんな形になったそうです。

主人公の男の子と、黒犬と一緒に不思議な世界を旅する絵本
未知の世界にいく、ドキドキ、わくわく感が伝わってくる絵本です。
季節は秋、たびにでよう。旅に出たくなって選びました。

隆祥館書店のオンラインショップ、もしくは店頭にて、お買い上げいただけましたら幸いです。

どうぞ宜しくお願い致します。

https://ryushokanbook.com

隆祥館書店 TEL 06-6768-1023


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