人は思考し動くとき、頭の中で筆を執る。
こんにちは、choco...です。
だんだん暑くなってきましたね。私は元気です。
先日、またまた運営様のマガジンに一作加えて頂きました!
そして皆様にたくさん見て頂けたようで、大変嬉しいです。
運営さん、2も出てるよ!!!
忘れられない、忘れたくない話をこれからも書いていきたいと思います。
人生って見方と時の流れによって大変身するよね。
さて、今日はちょっと仕事寄りの話。
何か日々の業務やプロジェクトを進める際、仲間や部下、上司と一緒に頑張らないといけない時って沢山ありますよね。
そんな時、意思の疎通やコンセンサスを取るのに苦労した経験は多分におありだと思います。
私も日々大変苦労してます。
このnoteをはじめたきっかけも、拙い表現力を向上させたい、という気持ちからです。
そう日々奮闘する中で、一つだけ分かったことがあります。
人はまず何かを理解する際に、一度頭の中でイメージを描くということ。
そして、このイメージに齟齬が生じることで意見の食い違いや仕事におけるミスが往々に起こるということです。
このイメージの埋め合わせを行うのが非常に難しい。
なぜなら、頭のそのイメージは千差万別であるから。 だって人間だもの。
新卒の頃、
若かりし頃の私はペット用の除菌消臭剤メーカーのベンチャー企業に営業職として就職しました。
営業は私と社長のみで、社員も少なかったこともあり様々な業務に携わりました。
営業は然り、新商品開発、店舗POPのデザイン作成から受注処理、マネキンさん(店舗の実演販売者)の手配から、トイレ掃除まで。
今思うとこんなにありがたいことはないですね。
そこの社長さんがまたたいへん大癖な方でした。
自分のデスクにでかでかと「邪悪」と書いた用紙を飾っていたり、
事務所に愛人が乗り込んできて喧嘩おっぱじめたり、
忘年会に母親を呼んだり。
とにかく大癖で、なんだか面白い人でした。
入社してすぐの頃、
ホームセンターに当商品の特設棚を置かせて頂けることになり、そのレイアウト案を作成してくれと社長より指示を受けました。
御意!と威勢よく請け負ったものの、
レイアウト案など作ったこともなければエクセルやパワポも不得意であった私が考え、辿り着いたイメージは建築模型でした。
売り場の情報を集め、事務所で使えそうな厚紙や発泡スチロールを集め、なんとなくで見切り発車。
ちまちまと発泡を切り、厚紙を貼って、構築していく。
天井作って蓋みたいにしたら洒落てるなぁ。
もう、止まらない。
そんなこんなで一日を費やし、シルバニアの愉快な仲間たちが集えるくらいの売場が完成した。
一番の苦労は、棚にびっしりと張り付けた値札である。
人の目につかないところにこそ、苦労は落ちているものだ。
帰ってきた社長は、凄まじい速度で「えっ、なにこれ?」と言った。
「邪悪」の額縁のとなりには、「シルバニアの売場」が並ぶようになった。
あれ、、思ってたんとちゃう。
そういう時は、大概がイメージの差によって生じるものです。
仕事を任せる時も任される時も、ここに一番注力しなければなりません。
私たちはここに齟齬が生まれぬよう、言葉を選び、伝え方を考え、報連相を好み、エビデンスを求めるのです。
私の場合、
どうせお互いに脳内でイメージを作るのであれば、初めからそのイメージを作ってまえ!
とゆうことで、誰かと共有を図りたいときは、マンガ図のようなものを作って当事者間で共有するようにしています。
言葉よりも、可視化できる状態の方が共有に向いているし、想像が膨らみやすいからです。
例えば、物流の仕事で倉庫に新しいお客様の荷物を預かる際。
実際に起こりえる業務やその業務には何が必要なのか、どれくらいの人数が要されるのか。
これは、お客様とも社内の人間とも認識のすり合わせをして臨まなければなりません。
もしその認識にズレが生じたまま進んでしまうと、取り返しのつかないことになります。
そこで、まず下図のように大まかな業務の枠組みをイラストを用いて可視化してみます。
入荷時の簡単な業務フローです。
こういった風に、イメージを可視化することで間違いや詳細な業務内容を参加者全員で詰めることができます。
全員が同じイメージをもって議論すること。
これが複数人のコンセンサスを取る際に最も重要なことです。
人間の想像力は素晴らしい。
それ故に、間違った方向に進んでしまった時に、取返しのつかないことになってしまうことがあります。
そう、「シルバニアの売場」のように。
それを防ぐため、人はアウトプット力を研鑽し、自分のイメージの共有制度を上げる努力をするのです。
繰り返しになりますが、
人は思考し動く時、必ず頭の中のキャンバスに画を描きます。
どうしたら同じモチーフを視ることができるか。どうやったら相手のキャンバスを覗けるか。
大切なのは、
キャンバスも筆も色付けも描き方も、モチーフですら違う可能性があり得る。
ということを理解しておくことです。
なぜこの画が理解できない!は、当然のことながら傲慢でしかないのです。
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