無常の風きたりてさそひなば、いかなる病苦にあひてかむなしくなりなんや
　
　
　
【解説】
　
今回は「死の縁が来れば、どのような病気や苦しみで死ぬか分からない」という内容です。
　
この文の全体は、
　
「無常の風きたりてさそひなば、いかなる病苦にあひてかむなしくなりなんや。まことに死せんときは、かねてたのみおきつる妻子も財宝も、わが身にはひとつもあひそふことあるべからず。されば死出の山路のすゑ、三塗の大河をばただひとりこそゆきなんずれ。これによりて、ただふかくねがふべきは後生なり、またたのむべきは弥陀如来なり。
（中略）
他力の大信心の次第をよく存知したらんひとにあひたづねて、信心決定して、その信心のおもむきを弟子にもをしへて、もろともに今度の一大事の往生をよくよくとぐべきものなり」
　
となっています。
　
死ぬ時には、頼りにしていた家族も財産も、持って行くことはできない。死後の行く末には、１人で旅立たねばならない。深く願うべきは死後の極楽往生であり、おまかせするべきは阿弥陀仏である。
（中略）
他力信心についてよく知っている人に尋ねて、信心決定の身になり、その信心のことを弟子にも教えて、一緒にこのたびの極楽往生を遂げるべきである・・・
　
　
「死の縁は無量」といわれ、天災や交通事故、そして医療が発達した現代でも癌やウィルスを克服できていません。
　
どなたも、はやく阿弥陀仏の本願を疑い無く聞く身（疑蓋を除かれた身）になって頂きたいと思います。
　
　
・原文はこちら
http://labo.wikidharma.org/index.php/御文章_(一帖)#.E9.9B.BB.E5.85.89.E6.9C.9D.E9.9C.B2.E3.83.BB.E6.AD.BB.E5.87.BA.E3.81.AE.E5.B1.B1.E8.B7.AF
　
　
ところで、ときどき「仏教は老人のものでしょう？　私はまだ若いし、年をとってから聞きますよ」という人がおられます。
　
しかし本当に仏教を聞くべきなのは高齢者だけなのでしょうか?
　
仏教に興味があるけど年寄りっぽくて近寄りにくい、、、と感じている方におすすめの法話です。
　
・法話『すぐ隣にある死を見つめる』久保光雲師
https://www.youtube.com/watch?v=GdvlL6ssUpw
　
　
　
無常　WikiArc
http://labo.wikidharma.org/index.php/無常
　
　
後生の一大事　Wikiarc
http://labo.wikidharma.org/index.php/後生の一大事
　
　
後生　Wikiarc
http://labo.wikidharma.org/index.php/後生
　
　
たのむ　Wikiarc
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安心論題/タノム・タスケタマヘ
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あみだぶつ　阿弥陀仏　弥陀　WikiArc
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他力　Wikiarc
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大信心　Wikiarc
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信心　WikiArc
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決定　WikiArc
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極楽　WikiArc
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浄土　WikiArc
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おうじょう　往生　WikiArc
http://labo.wikidharma.org/index.php/おうじょう
　
　
本願　WikiArc
http://labo.wikidharma.org/index.php/本願
　
　
疑蓋　WikiArc
http://labo.wikidharma.org/index.php/疑蓋
　
　
浄土真宗聖典目次　WikiArc
http://labo.wikidharma.org/index.php/WikiArc:浄土真宗聖典目次
　
　
　
【今回の読み仮名】
　
無常の風‐むじょうのかぜ
病苦‐びょうく
死出の山路‐しでのやまじ
三塗の大河‐さんずのたいが
後生‐ごしょう
弥陀如来‐みだにょらい
他力の大信心‐たりきのだいしんじん
次第‐しだい
存知‐ぞんじ
信心決定‐しんじんけつじょう
一大事‐いちだいじ
極楽往生‐ごくらくおうじょう
阿弥陀仏の本願‐あみだぶつのほんがん
疑蓋‐ぎがい
　
　
　
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【過去投稿のアーカイブ】
　
こちらで過去の投稿（１、信疑決判 ～ １５、聖人一流の教え）をお読みになれます。
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【聞法している方へ、ご案内】
　
・『ゼロからわかる浄土真宗』
浄土真宗が基礎からわかるホームページです。
http://amidabuddha18.com/
　
　
・note『死ぬのが怖い人へ』
私の聞法の記録です。
https://note.com/ryuun18/m/mdef818dfed16
　
　
・「南無阿弥陀仏」の文字が入ったスマホ用壁紙を作りました。
縦横比は以下の２種類。
・２対１ (iPhone11/11Pro/11Pro Max, iPhone XS/XS MAXなど)
・１６対９ (iPhone5/6/7/8, Androidなど)
色はウェブサイトでよく使われる１２種類。
こちらでダウンロードできます。
http://amidabuddha18.com/kabegami/
　
　
・安心論題の話
http://labo.wikidharma.org/index.php/安心論題の話
　
　
・光雲な毎日（立読みページ）
http://koun18book1.blogspot.com/
　
　
・note『信心獲得したい方へ（浄土真宗の救い）』
信心に悩んでいる方は、こちらのページがおすすめです。
https://note.com/koun18/n/ndbc737a85fa4
　
　
　
南無阿弥陀仏