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2023 J2 第15節 ベガルタ仙台 vs モンテディオ山形

今のチーム状況を抜きにして、ゴール奪えるなら手でもいいから押し込んで勝って欲しい。そんな一戦のスタメンはこちら。

仙台は真瀬、内田が久しぶりのスタメン。
山形は予想通り。田中は古巣戦。監督は男前監督。

試合は序盤から仙台ペース。守備は前からのプレスで山形に圧力をかけ、ロングボールを蹴らせて後方で回収。攻撃はショートカウンターはもちろんだが、後ろからの繋ぎも披露。真瀬を高い位置に張らせてその下のスペースを使ったり、氣田がフリーマンとして動くことで、ワンタッチ、ツータッチでボールを動かすことができていた。
特筆すべきは内田。何気ないトラップや、ドリブルで山形のプレスを剥がし、何度もビルドアップの部分で自分のスキルを発揮。金太鉉との違いを見せつけた。

10分のコーナーキックのゴールはオフサイドだったものの、32分に見事なショートカウンターから先制。

山形はシュート数こそ多かったものの、決定機と呼べるシーンは田中のシュート1本程度で、前半は仙台が圧倒したといっていい出来だった。

後半は、山形が盛り返すも、仙台が押し返していくが追加点を奪えないでいると、85分に同点弾を浴びる。

ダービーでなくても、2点目、3点目を奪えなければこうなってしまうだろう。

こうなると、残りの時間はオープンな展開となり、両チームにチャンスが訪れる。特に、仙台は中島、フォギーニョと2点分訪れるが仕留めることができずに、ドロー決着かと思われたところで勝ち越しに成功。

真瀬が3人引きつけたのはさすがだったが、その前のエヴェルトンの回収もさすが。
試合はこのまま終了。なんとか勝ち点3を得て、これで星勘定を五分五分に戻した。

前節の水戸戦からは打って変わっての内容となり、正直困惑しているが、それだけ監督の狙いを理解している選手とそうでない選手の差が激しいということなのだろうか。
また、サイドバックにはサイドバックを置いたことの効果は計り知れなかった。真瀬や内田はコンディション不良だったようだが、今後はここに秋山を加えた3人でシーズンを回していきたいところ。

とにかく、ようやく「形」が見えて勝てたこと。なにより、ダービーで勝てたことが本当に大きいので、この勝利を無駄にしないためにも「連勝」でこれまで落としたものを拾い返していきたい。
前半戦残り6試合を4勝2分。勝ち点にして14は積めないと後半戦に繋がらないので、まずは熊本戦に期待したい。

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