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ハートフル備忘録

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忘れたくない言葉モノ思いを書いています
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暮れる



‪夏ぶりの実家.帰ったら必ず行くご飯屋さんでご飯を食べて真っ暗な1車線道路を山の中をひた走る.星空は懐かしくてあの子はもうお母さんやね〜〜あの子はどこにいかしたとかね熊本に帰ってきた明日は何もしないでこたつで丸くなると決めた‬

溜め息の世界

溜め息の世界

家に帰ると溜め息.バス間に合わなくて溜め息.ごめんしか言えなくて溜め息.1番言いたくない人に言ってしまうのは自分のせいで渦の中にのまれてしまう前に平和を守れたらはなまるな世界よ早く回れ〜〜考える暇もないくらいに

ピンク色の優しさ

ピンク色の優しさ

悩んだり蔑んだり憎んだり妬んだり人間だもんそんな黒い心くらいいっぱいある.でも隠れがちなピンク色の優しさもふわふわの愛しさも暖かさも気づかないでいるならもう役目はない.今日も始まる〜〜

グレイの正義感

グレイの正義感

楽しむことを諦めてしまうと泣くことができる強さも甘える頑張りも総てからっぽの正義感に覆われてグレイにしか見えない。淡いオレンジの優しさが見えなくなってしまう夜もある。でも明日も日は昇るからどこかで武器を捨てる音が響く土の匂いを求めて息を深く吸うよ私は

目障りと熱燗

目障りと熱燗

微かに聞こえる程度の色の多い液晶が視界の隅を行き来する.そんな目障りと感じるものが多くなってきたかも.ふらっと立ち寄った狭いカウンターでお勧めの日本酒を熱燗で頂いて三軒目を堪えて遅い夜は宿坊に泊まろう.

灯りとオレンジジュース

灯りとオレンジジュース

いちばんしっくりくる瞬間はバイト終わり1人で録画してたミーハーなやつをなんとなく観ながらオレンジジュース飲むことだけど寂しい瞬間は角を曲がって灯りのない部屋の窓が見えたときだから独りは結局夜がやばい

嘘とベランダ

嘘とベランダ

嘘がつけなくなるまでウイスキーを逆さまにして.そしたらいまもベランダでタバコを吸うことをしてもきっと煙たくはないかって曇った心にいるうちはまだガキ.覚めてしまった眼と半ば目を閉じかける月に薄ら笑う夜明け前

喜びとミュート

喜びとミュート

お疲れ様のまかない鍋を食べたらひんやり冷たい秋の風が染みた.ありがとうもごめんねもさよならも他人の声はいつでもミュートで自分の声しか響かない人の喜びなんてどうでもいい.いつかの道やっと音量を上げる勇気が出たときにはもう誰もいない今日も地球は回る

栗色とイヤホン

栗色とイヤホン

深まってきた秋の栗色はイヤホンから流れる洋楽とシンとした空気それと澄んだ空と濁る血液を混ぜた色.小さな宝石のようなケーキをふたり分大切に買って帰るそんな日にすればよかった.今日の私と明日の私のおやつ用に.そろそろ独り身の終わりの準備を始めていいかな.

順番待ちとオレンジ

順番待ちとオレンジ

何もないノーマルな今日のこれのどこにも幸せがあるのかと眼を開けていたら朝から漏れ聞こえる木々の息吹と喧騒の順番待ちに出くわした。すぐ前に大きなカラダでそっと昇る朝日を抜きそうだったのでやっぱりやめて私もその後にしますそしたらきっとこの世界は広くてオレンジ。

空っぽな雨

空っぽな雨

大事にしてたものを失ったときは寂しくて守ってたはずのそこには冷淡な心の自分が映る.でもどこか乙女のように呑気な自分に気づくきっとね.本当に大事なものは大事にすることに、決して無くならないことに気づくのはきっとあと.

青と煙草

青と煙草

雨上がりの泥臭い川と淋しげに体を縮める傘を見てたら必要とされる誰かを年齢に関係なく明日にでもまた愛するかもしれないと思った.こんな雨の匂いのなかではこんなくさい事しか出てこないんだから仕方ない煙草でもふかすか

雨とチョコパイ

雨とチョコパイ

いらいらする日も気が乗らない日も雨が続く日もあるよねおやつのチョコパイが切れた日.カモメが飛んだ日.そんな日も革命が起きるかもしれない明日と遠くで戦争が終わる音に希望を持って傘をさしてたい

グレイとピンク

グレイとピンク

空がグレイ降りしきる青.ピンク色の息を呑む夕焼けを見つめるカモメと歩く日はいつ.危険なのは止まってしまうこと.嫌なことも心が躍ることもやり続けると雨は止むはずと歩みを進める空はいつもグレイ