17回:ゼロから始める台湾留学 アルバイト編

アルバイトをするために

 まず「労働許可証」というものが必要になってきます。大学に籍を置いているならば該当する事務の窓口に行くと申請書が貰えます。18歳過ぎた人がアルバイトをすることに動機もメリットもいちいち言う必要無いだろうとは思うのですが、外国籍という立場においては何かと理由や手続きが必要になってきます。
 担当の教員から一筆もらい、学生証や居留証のコピーを添付し、在籍している学科の判子などを押して提出すると2週間ぐらいで手元にやって来ます。
 これで週20時間という制限は付きますが晴れてアルバイトが出来ます(時給換算ではなく、自己裁量で行うような翻訳の仕事などもこの時間に含まれるのかは不明です。というか想定していないはず)

どんなアルバイトがあるの?

 気になるのはアルバイトの業種ですよね。自分が今ままでやったことがあるのは
 1. 夜市の屋台で焼き餃子を売るバイト
 2. 卸業者で事務のバイト
 3.大学の講義のTA(ティーチングアシスタント)
です。
 まず1ですがこれは前回の記事でも書きましたが大学院に入学する前、困窮していた際に友人に紹介してもらいました。飲食はまかないが出るので飢えを凌ぐのにも最適です。
 2は無事入学したにも関わらず、貰えるはずの奨学金が貰えず、やはり困窮していた頃に大学の事務の人に紹介してもらいました。日頃から事務方と仲良くするのマジ大事。
 業務内容的にはその業者のアリババのサイトを管理するというもので、何故かアリババの台中支社に講習を受けに行ったりもしました。仕事内容はホームページのデザインを改良したり、載せる商品見本を撮って加工したり、日本から買い付けに来た業者の通訳をしたりと多岐に渡りました。2回ぐらい社長の子どもの世話をするイベントも発生するなど印象深い出来事が多かったです。時給自体も良く、さらに旧正月の食事会に誘われたり、紅包(お年玉)まで貰いました。バイトは当たりを引けるといいですよね(一年近く働きました)
 最後の3は大学生のバイトでは一番無難なTAです。現在というか今日もこの仕事がありました。講義内容や教授によって千差万別ではあるかと思いますが大学内で完結するので仕事を探す手間も省けますし、その講義を受講した場合お金も単位(もちろん期末レポートなど提出すれば)も得られて一石二鳥です。
 ちなみに前学期のTAは何故か外国語学部の日本文学の講義に借り出されました。台湾の学部生の雰囲気が理解できととても勉強になりました。ってか全体的に優秀でビビった。

 自分の探す上での優先順位は友人からの紹介→大学や公の機関からの紹介→ネットで探す、となっています。これは日本で生活してる場合でも変わりませんね。

 とまぁ、お金は無くとも現地調達で何とかできる場合もありますが、行政とか企業から奨学金を引っ張って来る人の方が多いみたいです。どっちが楽かはあなた次第。

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