第6回読書サークル「あおぞらの輪」参加レポ
あおぞらの輪とは
宮城県で活動中の読書サークル。
毎月 第1日曜日・第3土曜日に活動していて、メンバーの年齢は10代~60代と幅広い。
活動内容
読書の輪と哲学の輪の二部構成で開催。
参加者8名だったので、読書の輪では4名ずつに分かれ、おすすめの本の紹介と質疑応答。
冒頭では自己紹介もそこそこに、2グループに分かれて簡単なトランプゲームでアイスブレイク。
読書の輪
読書の輪で紹介された本は、スティーブン・ガイズの「小さな習慣」と又吉直樹の「夜を乗り越える」、そして原田ひ香の「一橋桐子の犯罪日記」など、ジャンルが全然かぶらないのが面白く、次の本選びの参考にしたい。
本を読むことで得られた気づきや体験が、「自分の生活にどう生かされたか」も参加者それぞれで異なるので興味深い。
哲学の輪
このサークルに参加したいと思った一番の動機は、後半の「哲学の輪」に興味があったからだ。
哲学の輪では、車座になり1つのテーマに沿って自分の意見を話すのだが、テーマは当日に決められるので、そのときの率直な気持ちをそれぞれが話していた印象がある。
事前にテーマを提示し、予習してから会に臨みたいという参加者もいらっしゃったが、主催者の意図としては、事前にテーマをお知らせしてしまうと、意見交換というより知識合戦になってしまう可能性があり、主催者の趣旨とは合わなかったため、このような形式にしたのだとか。どちらの意見にも共感できるからこそ、難しい課題だなと感じた。
当サークルでは「相手の話を馬鹿にしたり、否定したりしない」を約束事として意見交換が進められていて、初めてなのに居心地がよいと感じることができた。また参加したいと思ったのは、これが大きい。
この年齢になると、仕事以外で集まった幅広い年齢層の人々と意見交換する機会は限られる。
同じ所属の集まりに長い時間いると、その所属の考え方に染まってしまい、「この会社の常識は、世間からずれていないか?」と考えることがある。
今回は「言いづらいことを伝えるときにどのように伝えたらいいか。伝えたあとの自分の中のモヤモヤをどう処理しているか」というテーマで話し合った結果が以下とおりだ。
言語化して、自分の中で考えを整理することでモヤモヤを解消している。
自分の中でできない場合は、他の人が言語化したものを参考に、自分と近い考えを見つけることでモヤモヤ解消につなげる。
逃げられる居場所を別に作っておくことで、言いづらいことを伝えても「自分の居場所はここだけではないから大丈夫」と思うと気が楽になる。
言いづらいことは、言い方を工夫するようにしている。
「モヤモヤをチャットGTPに話してみる」という方がいて、その発想は目からうろこだったし、やってみたら面白そうだ。
次の活動が楽しみで、今から紹介したい本を読み返してまとめている。
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